カテゴリー「08.レビューらしき」の記事

円満なゲイカップルから学ぶ

こんばんは、圭です。

パトリック・リネハン氏。
という名前を聞いて、ぴんとくる方は、いるでしょうか。
特に関西のレズ諸嬢は、おもいあたるかもしれない。

大阪・神戸のアメリカ総領事だった方です。

同性婚を挙げ、夫君のある御身。
日本政府が、リネハン氏の夫であるカネグスケ氏に対し、
外交官の配偶者に出すような「外交ビザ」を発給したことで、
話題になりました。

話題になったのは覚えていたけれど
レズの情報に比べてゲイの情報に対しては
アンテナが低いので、知らなかったよ、
リネハン氏、その後、本を出していたのですな。


こちら、『夫夫円満』

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とりかへばやの類

こんばんは、圭です。

久々に本屋に行って、
諭吉とさよならしてきた週末。

『きのう何食べた?』の新刊を
ようやく入手しました。



「圭さん、こんなのも好きなんじゃない?」



紙とインクのにおいをこころゆくまで嗅いで
恍惚としていたわたしのもとに
我が彼女が持ってきてくれたまんがが
ええ、ええ、たしかにね、こういうのわたし大好物ですよ!

というわけで、紹介記事をば。


こちら、『おとなりコンプレックス』


Otonari


※設定そのものが盛大なネタばれです。閲覧注意!

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ある種の事実婚

こんばんは、圭です。

地元の図書館に
こんな本が入っていました。

『プロブレムQ&A パートナーシップ・生活と制度』

副題は
「結婚、事実婚、同性婚」
です。

あきらさんとつきあって間もないころ
つまり今から7年以上前ですが、
あのころきゃっきゃうふふと読んでいた本を思い出して、
おもわず手に取ってしまいました。

ぱらぱらめくってみると。

まさに題名のとおり、「Q&A」のかたちをとって、
「結婚」に類するさまざまなパートナーシップにまつわる
これまたさまざまな課題・疑問と、それに対する現状が
淡々と書かれています。

編著者が、セクシャルマイノリティのために動いている方々であり
同性カップルに関する章のボリュームは満足度高し。

渋谷区や世田谷区の同性パートナーシップ証明についても
もちろん載っているし、諸外国の制度も盛り込まれています。

とは言え、そればかりがつづられているわけではありません。

事実婚とはどのような状態か、
日本における結婚の歴史、
晩婚化の実態について…など。


「こういうテーマで講師をすることになったのでコンパクトに勉強したいと考えており、同性婚には肯定的な意見をもっている」ひとに適している、という雰囲気の本です。


ちなみに、7年前にわたしが読んで感銘を受けたのは、こちらです。
 
『プロブレムQ&A 同性パートナー生活読本 同居・税金・保険から介護・死別・相続まで』

著者は異なりますが、同じシリーズ。好き。


ところで、地元の図書館。

日本十進分類法だと、この手の本は
「324」の民法とか、「367」の家族問題に
ラベリングされるんですけれども。

わたしが彼女との生活を始めて4年、
この棚は劇的に様変わりしました。

新しい本が、続々と入っているの。
 
今回ぱらぱら見た本も
奥付を見たら増補改訂版だったので
「最新」がどんどん更新されている分野であるのだと、再認識した次第。

流行に乗る性格ではないのだけれど
これだけは、これだけは、なるべく情報を収集して、時代についていきたいとおもうよ。


杉浦郁子・野宮亜紀・大江千束 編著
『プロブレムQ&A パートナーシップ・生活と制度 [結婚、事実婚、同性婚]』
緑風出版 2016年9月(増補改訂版)



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スカートの下の激情

こんばんは、圭です。

昨日の記事の効果、我がブログ内における「よく読まれている記事ランキング」に、
「あきらさんは天使」と明記したものがならんでいます。

ふるい記事に、時たまこうしてリンクを貼るのも、いいなあ。
思い出すなあ、などと記事リストをさかのぼっていましたらば。

あれ、これ、アップしていない。
下書きのまま保存してある。

去年の7月に書きかけた、まんがのレビュー。


某東大名誉教授の著作とは関係ありませんが、こちら。

『ボーイ★スカート』


※未読の方向けに書きますが、念のため閲覧注意!

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えるじーびーてぃー相談の書

こんばんは、圭です。

セクシャルマイノリティ全般についてひろく書いた本として
『先生と親のためのLGBTガイド もしあなたがカミングアウトされたなら』を、
今月はじめにブログで紹介しました。

今日の記事ではもうすこし「せまく」書いた本を。
こちら、
『セクシュアル・マイノリティ Q&A』

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えるじーびーてぃー入門の書

こんばんは、圭です。

iPhoneの発売、2007年だったね。
昨日のブログに書いたことは、誤り、誤り。

かやうにいいかげんなことを書き散らかすブログで
この本を紹介してしまっていいかな。どうかな。

まじめに ていねいに 慎重に
つくってある、この本。


『先生と親のためのLGBTガイド もしあなたがカミングアウトされたなら』

 

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レズ風俗に行きましたレポの話

こんばんは、圭です。

記事の題が釣りになってしまうのは抵抗がある
という気もちと、
この作品を読んだと記録に残したい
という気もちのあいだで

揺れうごいた結果、「釣りでもかまわないから発信しよう」が勝って、こんな題。

『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』というまんがを取り上げます。


Lonliness


※えろい記事ではないよ!

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オネショタである必要はない

こんばんは、圭です。

わたしの勤める会社には
お盆休みというものが存在しませんが
幸い土日は休みなので、「お盆」の時期に休むことができた
この週末。

夏コミに足を運び、銭湯で長風呂、
納涼寄席で落語を満喫、いい休みだったなあ。


本屋にも行きました。

で、百合ではないのだけれど
一部のセクマイクラスタにも需要がありそうな作品を見つけました。

こちら、『私の少年』


Meinenjungen


※未読のひとが見ても差し支えないように書きますが、念のためネタばれ注意。

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映画「シン・ゴジラ」感想 ※ネタばれあり

こんにちは、圭です。

「シン・ゴジラ」、観て来ました。
3回、観て来ました。

たぶん、これで終わりではありません。

 
いつも、映画のレビューは
なるべく観たことがないひと向けに内容をかるく紹介しつつ
おもうことを書き散らかすこととしているのだけれど

今回は、おもうことが多すぎました。
じぶんのなかに溜まったことばを、外へ出しておく必要があります。

昂奮の渦、さなか。


ところで、監督は、「前情報なしで観てほしい」というおもいをもっているそうです。

我が嫁は、表現者としての監督の意思を推し量り、
また尊重するため、ネタばれは書かないと云います。

しかしわたしは、洗いざらい、書いてしまおうとおもいます。

「圭さんは書きたかったら書いたらいいよ。庵野監督のファンじゃないんだし」

と言われたことが後押しになったのですが、事実であるにせよ、悔しいものですね。


※ネタばれ要素を含みます。長いです。閲覧注意!


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歴史小説の行間

こんばんは、圭です。

先だって直木賞を受賞した、『つまをめとらば』を読みました。
「女」を描いたもの、というような、簡単な書評を新聞で目にしておりましたから
女好きとしては、読んでおこうとおもって。

いたのだが。

率直な感想としては、あんまりおもしろくなかったのですな。

男性である作者が、同じ男性に対して、

「女って男には理解できないよね」
「女ってずるいというか、強いというか、そういう生き物だよね」

と、同意を求めている感じ。

女性であるわたくしにとって、

「へえ、そういうふうに見えるんだ」
「へえ、そういうふうに一般論化してまとめるんだ」

と、発見があるわけでもござりませんでした。無念。

江戸時代の市井の暮らしぶり描写としては、おもしろかったのだけれど。


しかし。

これ、短篇集なんですね。
で、表題作である6篇めのなかに、じいさんのふたり暮らしが出てくるのです。

参ったなあ。これには、萌えたなあ。


女と暮らしているときは、振り回され、
女と別れたときは、孤独に苛まれ、
男と暮らしてはじめて、ほんとうの平穏を知った。ってんですよ。

同性と暮らす良さ、実感できるのは、別にゲイだけではないよね、きっと。
なんてゲイのわたしが言っても説得力はない。


ところで。
言わば「最適の伴侶」として描かれる、このじいさん。
争いを好まず、戯作の毒を愛する方です。

おお、我が彼女のあきらさんも、そうではないか。

あなたは、もしかしたら。
ほかの誰かにとっても、最適の伴侶たり得たのかもしれないね。
それでも、わたしのところに来てくれて、ありがとうね。

っていう話を書いているのに、彼女は初音ミクの声で「ありがと♪ さよなら♪」
を歌っている。


青山 文平 『つまをめとらば』
2015年 文藝春秋


 
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