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レズと亜人ちゃんを語りたい

ほんとうは
アニメが放送されているときに
書きたかったのです。

記事にしそびれたまま
放送が終わってしまった、この作品。
 
 
『亜人ちゃんは語りたい』
 
 
原作まんがは続いているので
まんがが苦手でなければ
アニメが苦手でなければ
ぜひ、触れてみていただきたい。


「亜人」が出てくるのでファンタジー感はありつつ、
舞台は現代日本の一般的な高校です。

「亜人」とは、雪女や吸血鬼といった、
伝承に出てくるような性質をもつ「人」たち。

彼らは社会的にマイノリティだけれど
作中において、その存在はきちんと認識されています。

吸血鬼には国から血液パックが支給されたりして、
つまり少数者のための福祉がある世界観。

しかし 
認識されているからと言って
福祉があるからと言って
必ずしもマイノリティの生きづらさが
解消されるわけではなく

亜人の女子高生や教員たちの日々の諸問題について
亜人ではないが亜人の性質に学術的興味をもつ先生が
いっしょに悩んだり学んだりする、そういう作品です。


いかにも
セクシャルマイノリティ事情と親和性がありそうでしょう。

「亜人(あじん)」なんてダサいダサい、
「亜人(デミ)」って言うの!

とウインクする当事者の女子高生を見ながら、脳内を駆けめぐる単語集よ。
レズじゃなくて、ビアン。LGBT。Qも入れなくちゃ。
なにが配慮で、なにが過剰で、なにがなんなんだろう。

アニメのエンディングには虹色のクレヨンが登場していて、
まさに多様性の受容を扱っているのだなあ、とおもった次第です。


相手を凍らせてしまったらどうしよう、と
うまく友だちがつくれない雪女。

ひとを痴漢の加害者にしてしまわないように
気をつかって満員電車には乗らない、
催淫能力のあるサキュバス。

並みのひとよりはるかに鼻がきくけど
臆せずレバニラをばくばく食べる吸血鬼。


この
レバニラを食べる吸血鬼。

彼女に言及する先生のことばを
わたしは多くのマイノリティに読んでほしいとおもっています。


社会がじぶんに貼りつけるラベル、
「男」とか「女」とか、あるいは「レズ」とか、
そういう組み分けに抵抗があるひとには、特に。

マイノリティと自覚すればするほど
息苦しさを覚えるひとには、特に。

悩みある者たちに寄り添うことを
仕事としているひとには、特に。


「個性とは、性質を踏まえてどう生きるか、だ」


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