« 2016年9月 | トップページ | 2016年11月 »

ある種の事実婚

こんばんは、圭です。

地元の図書館に
こんな本が入っていました。

『プロブレムQ&A パートナーシップ・生活と制度』

副題は
「結婚、事実婚、同性婚」
です。

あきらさんとつきあって間もないころ
つまり今から7年以上前ですが、
あのころきゃっきゃうふふと読んでいた本を思い出して、
おもわず手に取ってしまいました。

ぱらぱらめくってみると。

まさに題名のとおり、「Q&A」のかたちをとって、
「結婚」に類するさまざまなパートナーシップにまつわる
これまたさまざまな課題・疑問と、それに対する現状が
淡々と書かれています。

編著者が、セクシャルマイノリティのために動いている方々であり
同性カップルに関する章のボリュームは満足度高し。

渋谷区や世田谷区の同性パートナーシップ証明についても
もちろん載っているし、諸外国の制度も盛り込まれています。

とは言え、そればかりがつづられているわけではありません。

事実婚とはどのような状態か、
日本における結婚の歴史、
晩婚化の実態について…など。


「こういうテーマで講師をすることになったのでコンパクトに勉強したいと考えており、同性婚には肯定的な意見をもっている」ひとに適している、という雰囲気の本です。


ちなみに、7年前にわたしが読んで感銘を受けたのは、こちらです。
 
『プロブレムQ&A 同性パートナー生活読本 同居・税金・保険から介護・死別・相続まで』

著者は異なりますが、同じシリーズ。好き。


ところで、地元の図書館。

日本十進分類法だと、この手の本は
「324」の民法とか、「367」の家族問題に
ラベリングされるんですけれども。

わたしが彼女との生活を始めて4年、
この棚は劇的に様変わりしました。

新しい本が、続々と入っているの。
 
今回ぱらぱら見た本も
奥付を見たら増補改訂版だったので
「最新」がどんどん更新されている分野であるのだと、再認識した次第。

流行に乗る性格ではないのだけれど
これだけは、これだけは、なるべく情報を収集して、時代についていきたいとおもうよ。


杉浦郁子・野宮亜紀・大江千束 編著
『プロブレムQ&A パートナーシップ・生活と制度 [結婚、事実婚、同性婚]』
緑風出版 2016年9月(増補改訂版)



にほんブログ村 恋愛ブログ 同性愛・ビアン(ノンアダルト)へ

冬じたく老いじたく

こんばんは、圭です。

愛兎のべえやんが我が家にやって来てから
今日でまる5年となりました。

いや、「やって来てから」と言うと語弊がある。
彼女とべえやんとのふたり暮らしに
わたしが後から入ってきたのだから。

言わば、シングルマザーと結婚したわけですな。

10月29日は
あきらさんとべえやんとの
ふたり暮らしが始まった日です。

いつの間にか我々の年齢を通り越して
老いの坂道をのぼっている息子の前に

今日は寒いね、とストーブを置いたらば。


まず、尻を当ててみる。

Stove1_6


あったかいということに気づく。

Stove2


快適。

Stove3


というぐあいに、寛いだ姿を見せてくれました。
はしゃがないねえ。やっぱり、もう若くないんだねえ。


今年は10月に入っても暑い日があったりして
めずらしくまだこたつを出していません。

しかしストーブを点けてはっきりわかる、
あ、わたしたちも、寒かったんだ。

冬じたく、始めないとね。


にほんブログ村 恋愛ブログ 同性愛・ビアン(ノンアダルト)へ

トルコ見聞録44 蝶よ花よ

はじめから読む方はこちら↓
トルコ見聞録1 まだ着いてない










トルコ旅行5日め。13時10分。

昼ごはんを食べに行こうとしたら
トルコ人男性に話しかけられて立ち止まった我々。

「どこで食べるか決めているか」と訊かれました。

これは、初日に出会ったおにいちゃんたちと同じ、
おすすめの店を教えてくるパターンかな。



はい、決まっています。



「決まってるの? どこ? このへん? このへんはやめたほうがいいよ。観光客向けで高い店ばっかりだよ。ぼくがおいしいところ教えてあげようか?」



これは。
ナンパの類いか。

いいえ、結構ですよ。
きのう食べに行って、おいしかったところに行くの。
値段もそんなに高くなかったから、だいじょうぶよ。


しかし、彼はめげない。
今度は店の名前を訊いてきました。

まあよかろう、正直に答えよう。
マカルナ・サラユに行くの。

するとまあ。
次の一言で、彼は我々の旅行に強烈な印象を残すことになりました。


   
「マカルナなら安心だね。ああ、なんだかぼくもマカルナでランチしたくなってきたなあ。いっしょにごはん食べない?」



ナンパ、続いてる!

見かねたあきらさんが、わたしを押しのけて
彼と対峙します。きゃーかっこいい。


「あのね、あたしたち、ふたりでゆっくりごはん食べたいの。ごめんね、またね」

「ぼくも同じ店でランチしたくなっただけだよ。いっしょにお店まで行くね」

「あらそう」


すたすた歩きだしたあきらさん。
彼は、平気な顔でついてきます。


「ところで、ぼく今日誕生日なんだ。このあとパーティに来ない?」

「まだ観光したいから行かない。お誕生日おめでとう」

「疑ってる? ほんとに今日が誕生日なんだよ」

「疑ってないよ、ほんとにおめでとう」

「見てこれ、ぼくの免許証。ちゃんと今日が誕生日でしょ」

「ほんとだ、おめでとう」

「ねえパーティ来ない?」

「行かない」


会話がコントの様相。
ちなみに、すべて日本語です。


結局、彼は、ほんとうに店まで同行し、
我々と相席で昼ごはんを食べ、
美人の奥さんについてさんざんのろけ倒し、
店を出て。


「パーティ来ない?」


めげてなかった。

行かないよ。
明日、日本に帰るから、今日はだいじな日なんだ。


「気が変わったら来てね」








やっと別れたときには、なんだかずっしり疲れてしまった。
地元のひととの交流、好きなんだけれど。

これは、なあ。
笑うよなあ。

「気が変わったら来てね」と言いつつ、彼はパーティの場所も、
じぶんの連絡先も、言い出しませんでした。

「日本語をしゃべれるぼく、日本人とおしゃべり☆」
という経験をたのしんでいるのだとしたら、なんという全力のお戯れ。

タフですな。


ぐったりとホテルに帰った我々を、スタッフの遊び心が迎えてくれました。


Butterfly


タオルが蝶の形に。

今朝は、ベッドメイク用のチップといっしょに
折り鶴を置いていったから、そのお返しかもしれない。


にほんブログ村 恋愛ブログ 同性愛・ビアン(ノンアダルト)へ

前へ→43 降れば土砂降り

続き→45 大がかりな聖地巡礼

はじめから→1 まだ着いてない

罪滅ぼしの歌

こんばんは、圭です。

我が彼女あきらさんはなかなかに飽きっぽい方ですが。
再開したブログは、ぼちぼち続いているようです。

それでね。
わたしのブログではあまり書いていないことを
彼女のブログの方では書くのだと言って。

目下、精神に不調を来して仕事を辞めるまでの過程を綴っています。

続きを読む "罪滅ぼしの歌" »

トルコ見聞録43 降れば土砂降り

はじめから読む方はこちら↓
トルコ見聞録1 まだ着いてない





トルコ旅行5日め。12時。

スィルケジ駅のオリエント急行博物館を出て、
さてそろそろおなかが空きました。


きのう夕飯を食べた食堂、おいしかったね。
今日のお昼も、あそこへ行こうか。

うきうきと歩いていると、どこぞの食堂の客引きらしき男性が現れました。
我々と歩調を合わせてとなりに並び、早口の英語でまくしたてます。


「ハンバーガーなんてどうだい? 日本人は好きだろ? うちにはでっかいポテトもあるんだよ、クンピルってんだ。トルコ料理だよ。こんな時間だもの、腹ぺこだよな、ちげえねえ、なあ、ちょっとでいいから、寄っていきなよ」


と、それまで無視を決めこんでずんずん歩いていたあきらさん。
手刀を切って言い放ったことには。



「ドイドゥム」



Doydum.
トルコ語で、「おなかいっぱい」

日本人がそんな返答をするとは予想だにせず、面食らったのでしょう、
彼は、「オ、オオウ、ドイドゥム、オーケー…」とつぶやいて退散。

指さし単語帳で覚えたわずかばかりのトルコ語を
こんなかたちで役に立ててしまうとはね。惚れぼれ。



食堂までの道で、アヤソフィアの前を通ります。
したらば、なんと、この行列。

Que

ミュージアムパスを持っているひと向け入口、
デ○ズニーで言うところのファストパスエントランスがすぐとなりにありまして、
我々も初日の観光ではそこから入場したのですが、これ、あんまり知られていないのかな。

日本のガイドブックが優秀なのか。
待ち時間も含めてゆったりたのしむスタイルなのかもしれません。


 
さあ、もうすぐ目的の食堂だ、というところで、
イスタンブルカードのチャージ機に遭遇。

市内の路面電車やらバスやら船やらに、自由に乗り降りできる
チャージ式のカードです。

スイカやパスモと同じように、改札でピピッとタッチ。
改札をくぐったらバー越しにツレに渡してしまえば2人で1枚でも無問題という点、融通がきいてとっても便利でした。

明日もまだ船に乗るし、すこしチャージしよう。
それにしても、人が多いな。と、動きかけるや。



「チャージだね。日本人だろう。やり方はわかるかい。代わりにやってあげようか」



突如現れたおじさんに
カードを盗まれる可能性もあるぞ、と警戒心むくむく。
しかし「結構です、ありがとう」の一言では済まないのがトルコです。



「なに遠慮することはない、おーい、みんな、日本人のレディのために場所をあけてくれ!」



「チャージ機に並んでいるひと以外をかき分ける」という謎の器用さを発揮するおじさん。
瞬く間に、機械のもとにたどり着くわたし。

貴婦人のお手を拝借するような手つきでてのひらを差し出され、
それでも頑なにじぶんでカードを扱おうとするわたくしに嫌な顔ひとつせず、
今度は同じく優雅な手つきで、カードの挿入口を指し示す彼に、
さすがに罪悪感が湧いたりなど。

ステレオタイプに囚われていると言われてもいい、
わたしは「トルコ人は底なしにしんせつ」は事実だと感じて日本に帰ってきました。
おおらかさは、これは、もう国民性ですわ。



チャージ氏が手を振って立ち去ったのち、また現れるひとつの影。



「きみたち、お昼を食べる場所は決まってる?」



ヨコさん、「終わりが見えてきた」は、
うそかもしれない。


にほんブログ村 恋愛ブログ 同性愛・ビアン(ノンアダルト)へ

前へ→42 にわか鉄子

続き→44 蝶よ花よ

はじめから→1 まだ着いてない

トルコ見聞録42 にわか鉄子

こんばんは、圭です。

先週末は、「そして日々はつづく」のヨコさんとパートナーのあおさん、我々カップルの4人で、日本酒をちびりちびりごはんを食べてきました。

天ぷら、ねっちりしたみそ漬けのとうふ、金目鯛のしゃぶしゃぶ。
おいしたのしで浮かれて帰ってきたのですが、思い出されるは、ヨコさんの一言。
 


「やっとトルコ旅行記の終わりが見えてきましたね! …旅行は、何年前でしたっけ」



に、2年前でございます。


というわけで、急ぎ続きを。


はじめから読む方はこちら↓
トルコ見聞録1 まだ着いてない

続きを読む "トルコ見聞録42 にわか鉄子" »

それはまるで浮気

こんばんは、圭です。

ランキング13位。過去最高順位にあります。
気にならないけど気にしてる。


さて、コンタクトレンズの装着練習を続けています。

23時ごろ仕事から帰って、
23時半ごろまでかかって装着し、
25時ごろまでがまんして過ごし、
1dayなので、はずして捨て、寝る。

あきらさんは、そんなわたしの生活リズムに
なかば呆れながら、応援してくれています。



あ「コンタクトってね、高いんだよ」



「もったいねー使い方しやがって」ということばが、言外に読み取れますね。
言ってくれるな、知っておる。



そんな今朝。
愛用のめがねが、行方不明になりました。

朝の忙しいときに!

めがねはわたしの顔の一部だと言ったろう、
かけずに仕事に行くなんて、ありえません。考えられません。
いまからコンタクトを入れる時間だってないっての。
何十分かかるとおもってるんだ、このやろー。
 
半狂乱でめがねを探しまわるわたしの後ろで、
あきらさんが声色をつかって、なにか言っています。



あ「最近コンタクトレンズにうつつを抜かして」

あ「あたしがいちばんだって言ったのに!」



これは、あれだ、めがねの気もち。

そうだよ、だいじょうぶだよ、ちゃんときみがいちばんだよ。



あ「そんなこと言って、毎晩コンタクトしてるじゃない」



いや、でも、それは友だちの結婚式までだから。
終わったらきみのもとに戻るから。



あ「あたしのことなんて、もうどうでもいいんでしょ」



そんなことないって、拗ねてないで出てきてくれよ。
きみがいないと生きていけないよ。



あ「…圭さん、完全に浮気してるひとのせりふになってる」









せりふとして聞けば、たしかに。

でもね、わたしはね、シロだかんね。
浮気なんて、してないからね。

めがねは、視力矯正のために、仕方なくかけているのではない。
社会に対する防具であり、こころの支えであり、
とにかく、なくてはならないもの。

めがねよ、出でよ! あった!


ちゃんとたいせつだよ、と声に出してから、
めがねが見つかるまで、一瞬でした。

誠意は、通ずる。
「もの」が相手でも。
という確信。

仕事には、間に合いました。


にほんブログ村 恋愛ブログ 同性愛・ビアン(ノンアダルト)へ

トルコ見聞録41 時計じかけの

はじめから読む方はこちら↓
トルコ見聞録1 まだ着いてない





トルコ旅行5日め。10時50分。

ガラタ塔から坂道を下り、
海峡にかかる橋を渡って
ホテルがある方の旧市街に戻ります。

橋を渡ると言っても、
橋の上ではなく、橋の下を。

海をぼうっとながめながらごはんを食べるのにうってつけ、
橋の下にはレストランがいくつもありました。


Bridge



団体客向けなのかな。
これでもかと通路にはみ出して、
大きなテーブルに大量のいすが並べてあります。

がらがらに空いていたけど。



ただいま、旧市街。
P1020022



その足で、おみやげものの宝庫、
エジプシャン・バザールに向かいます。

徒歩2、3分。
鼻から感じる異国。
 
なんとなく全体的にきらきら華やかなバザールの中では
乾物や香辛料が山積みで売られていました。


Egyp


わたしは箱入りのお茶をたくさん購入。
アップルティとか。
オレンジティとか。
自宅用にも。
ひとにあげる用にも。


そう、オレンジ!

飲むヨーグルトが道端で売られていた話を書いたけれど、
道端の屋台と言えば、ジュース屋さんもちょいちょいあってね。

トルコで飲んだオレンジジュースが、わたしはまた好きでね。

あきらさんといっしょだから。
たのしい海外旅行中だから。
2年も前のことで、記憶が美化されているから。
 
そういった事由による補正をさっぴいても、
やっぱり、トルコのくだものはおいしかった。

石だたみを歩いて疲れたからだに、
酸味ほどよく、コップにたっぷり、日本円にして50円の。

オレンジジュース。

侮るなかれ。


梶井基次郎のレモン。
バージェスのオレンジ。

トルコへの愛著で揺さぶりをかけてくる
わたしの時限爆弾。


にほんブログ村 恋愛ブログ 同性愛・ビアン(ノンアダルト)へ

前へ→40 消息を想う

続き→42 にわか鉄子

はじめから→1 まだ着いてない

入らなければ濡らせばいいよ

こんばんは、圭です。

コンタクトレンズの話です。

高校生のころからめがねユーザのわたくし、
めがねは服飾の一部ではなく顔の一部だとおもっています。

が。

コンタクトレンズを、作りました。

と言っても
毎日つかうつもりはさらさらなく、
ここぞというとき、いざというとき。

例えば。


お式のときとか。
 
結婚式です、結婚式。


我々もウエディングやろうかね、という話が、
具体化というほどではないにしても、
加速しているのは事実でありまして。

で。

「結婚」したら、振袖は着られないよね。
わたし、友だちの結婚式には、
いつも振袖で参加しているけれど、
それは、叶わなくなるよね。

おりしも、今週末には長年の友人の挙式が予定されています。


振袖、今回が最後かもしれないな。
とおもったら、めがねをかけずに振袖を着ておきたくなりました。

それで、コンタクト。
そう、「ここぞというとき」は、「友人の」結婚式であります。


がしかし、なんだろうね、あれ、むずかしいのね。
目のなかにものを突っこむというのは、恐怖以外のなにものでもありません。

「コンタクトは作らない」と胸に刻んでいた身としては
信念を枉げさせられたような敗北感も味わいます。
この透明な、なんでもない一幕に翻弄される敗北感も味わいます。

…リンク先の記事、あきらさんとつきあって1年未満だな…


コンタクトレンズユーザのあきらさんに
泣きついたところで、表題の一言。



「入らなければ、濡らせばいいよ」



てきぱきと用意される、目ぐすり、ソフトレンズ消毒液。



「まぶたを引っぱって上げるときはまつげの根元から!」

「レンズを見たらこわくなるから、虚空を見る!」

「下まぶたの方から入れて、上にスライドさせる!」



などなど、いろいろ指南いただきましたが。

鏡のまえに立ってから、両の眼にレンズがおさまるまで、
いまのところ、最短で20分。

週末までに、もうすこし手際よく、入れられるようになるでしょうか。
 


「とりあえず、濡らせばいい」



の基本を忘れず、練習に励みます。


にほんブログ村 恋愛ブログ 同性愛・ビアン(ノンアダルト)へ

トルコ見聞録40 消息を想う

こんばんは、圭です。

帰宅してから1時間。
早く寝なければ、とおもうのに、こうしてパソコンをひらいています。
寝たら明日がきてしまうから。出勤しなければならないから。

もう「明日」がきているなんて、言わないでよろしい。


未来に目を向けたくないときは
きた道をたどるよ!


はじめから読む方はこちら↓
トルコ見聞録1 まだ着いてない

続きを読む "トルコ見聞録40 消息を想う" »

嫌いだということになった

こんばんは、圭です。

オルフェンズ2期が始まりましたので
当面のあいだは、そこここで
鬱々とした萌えを放出することになるでしょう。

わかるひとだけわかって。
帰ろうで終わって、ただいまで始まるのよ。なんて不穏!


さて。
夕飯を食べながら、ぼんやりとテレビを見ていましたら。

簡単な心理テストなるものが流れてきました。
相手のまえに手を出し、指をつかんでもらうんだって。
つかまれた指で、相手がじぶんをどうおもっているか、わかるんだって。



あ「圭さんだったら、どうする?」



わたしですか。
あきらさんが、わたしのまえに手を差し出してきたら。
迷わず、すべての指を包んで握りこみますけれど。



あ「あたしは…」



もったいぶったタメの時間はあまりなく、
たちどころに表示されるテスト結果。

テレビ画面を見たあきらさんが、固まりました。

 

あ「……ごめん圭さん、くすり指って言おうとおもった」



くすり指をつかんだ場合。
相手のことが、「嫌い」。



あ「…あはは、このテスト、当たらないね!!」



くすり指には、おそろいの指環。

中指を曲げても小指を曲げても
引っぱられて曲がる。

箸を持ってもえんぴつを持っても
添えるだけ。

浮気でひよわで不自由な
その指の根もとに

硬質な拠りどころが与えられている。


にほんブログ村 恋愛ブログ 同性愛・ビアン(ノンアダルト)へ

トルコ見聞録39 見下ろす思い出

はじめから読む方はこちら↓
トルコ見聞録1 まだ着いてない






トルコ旅行5日め。10時10分。

イスタンブルの街並みを眼下におさめに、
ガラタ塔にのぼります。

現存するものは20世紀に整備されたものだそうですが
起源はとおく6世紀にまでさかのぼる、石造りの塔。


Photo



Galata2


展望台は、塔を囲んでぐるっと360度。
風の色、雲の色、海の色、
陽当たりによってずいぶん写りがちがいます。


かいしんのいちげき
View


塔自体が観光スポットではあるけれど、
なにしろ見晴らしが良いので、
「昨日行ったあの場所」をつくってから
のぼったのは正解でした。

初日に見たよね、ブルーモスク。

もう一度、工事が終わってから再訪したいね、アヤ・ソフィア。

あの橋を渡って、こないだは地下鉄に乗ったんだ。


いかにも、旅の集大成。
イスタンブルで眠るのは、この日が最後です。

観覧料が高くてびっくらこいたけど、行って良かった。
石造りだからメンテ費用がかかるのだろう、とおもっておきます。


せまい通路と強い風にびびり、そろそろと下降。
さ、塔の足元には、おみやげを買えるようなお店が、何軒かあるってよ。


にほんブログ村 恋愛ブログ 同性愛・ビアン(ノンアダルト)へ

前へ→38 記憶の塔

続き→40 消息を想う

はじめから→1 まだ着いてない

« 2016年9月 | トップページ | 2016年11月 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

 

  • にほんブログ村 恋愛ブログ 同性愛・ビアン(ノンアダルト)へ

twitter

無料ブログはココログ