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えるじーびーてぃー相談の書

こんばんは、圭です。

セクシャルマイノリティ全般についてひろく書いた本として
『先生と親のためのLGBTガイド もしあなたがカミングアウトされたなら』を、
今月はじめにブログで紹介しました。

今日の記事ではもうすこし「せまく」書いた本を。
こちら、
『セクシュアル・マイノリティ Q&A』











著者の方々は、「せまく」書いたつもりはないとおもう…
ということを念のため断ります。

まえがきは、なかなかに壮大。


「マイノリティ」を社会が受け入れるというのではなく、
誰しもが広い意味での当事者となりうることを前提に (P.3)



すべてのひとの生が、
そしてすべてのひとの在る社会が、
豊かになる一歩たる本。

ということになっているのですが、
うん、そう、かなあ。

そう、なのかもしれないけれど、
あとがきの書きぶりのほうが、
本の内容をよく表しているような気がします。

すなわち。


セクシュアル・マイノリティが出会うかもしれない、
あらゆる法律トラブル全般について、当事者向けに書かれた本 (P.286)



わたしは、「性はグラデーション」だとする考え方に賛成なもので、
「当事者」「非当事者」というくくりが果たして適当か、
議論の隙があるのは認めるのですけれども、
やっぱりこの本は、事務的に困っている「当事者」に対し、
現状や解決方法を事務的な視点から情報提供しているもの
に見えたのでした。

執筆陣は、主に法律に関わる仕事をしている方々。
安全・安心だね!


この本のなにが良いって、それはもう断然、情報の新しさ。

30年弱しか生きていないわたしですら、
ここのところ、セクシャルマイノリティがちまたの話題になることが、急速に増えたと感じているのです。

年長の方々におかれては、何をかいわんや。

「我々」をとりまく状況が変われば、
「我々」が求める情報も変わる。

豊かになれば、貪欲にもなる。
表に出せなかったことを、ほんとうは相談したかったの、と言えるときが来たりもする。


「ほんとうの性別で学校に通いたい」

「戸籍上の名前の変更方法」

「同性のストーカーに困っている」

「同性カップルの子育て手段」

「パートナーと別れるときの清算について」


など、など。
知りたかったことをこの本から得られるひとは、少なからずいることでしょう。


こういった書籍の定番、参考資料も充実しています。
情報サイト、関連書籍、法律事務所、相談先。ちゃあんと最新です。
2016年7月末現在における「最新」ね、あくまで。

「法律」も「常識」も塗り替えられていくものなので、
それをたのしみに、いまの「最新」を残しておきましょ。


LGBT支援法律家ネットワーク出版プロジェクト 編
『セクシュアル・マイノリティ Q&A』
弘文堂 2016年7月



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