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我がいとしのゆうれい

こんばんは、圭です。

ブログの記事にしてから本棚にしまおうとおもって
積んでおいた本やまんが。

ある日、きれいになくなっていました。

あきらさんが片してくれたのね。ありがとうね。
つか散らかしすぎてすまん。

しかし記録に残しておきたい気もちのほうは片されていないので
本棚より再び発掘したものから、随時書いていこうとおもいます。

まずはこちら、『13月のゆうれい』

13_3


※あらすじ説明のため少々ネタばれあり。











まんがです。

主人公は働く女性、ネリ。
「女の子」を引き受けさせられることを徹底的に嫌いつつ、それでも男性にモテたい。

あるとき街なかで、じぶんと同じ顔の女性に出くわすが
そのひとは、数年間会っていなかったネリの双子の弟、キリでありました。
 
「キリはいつ女の子になっちゃったの?」

「これは女装なだけだから」

そんな姉弟と、「女装姿のキリに惚れつつネリに惚れられる男」が描く三角関係。


これ、話題作でもなんでもない(失礼)のですけれど
性的に倒錯した関係を描く作品が好物のわたくとしては
シンプルに好きでした。

「生きたいように生きてなにがわるい!」という勢いが好き。
時に幼稚と見下されそうな、その勢いが好き。


そして。

ネリの話し方が、わかるんですな。卑近なんですな。
わたしもこういう話し方するし、こういうことばの選び方をするし、というか、わたしの周囲にいる友人連中もだいたいこんな感じ。

「あら、タイが曲がっていてよ」は、幻想小説としては読めても、
身近な共感には程遠いのだよ。


ネリの想いも、「男にモテてえ」を除き、わかるわかる。

わたしだって、ブラは女の子っぽいからしないと高校に入るまで抵抗したし、
ほんとは男物を着たいんだけど体格のせいできれいに着こなせないし、
今でも毎月女の子をやめたくてしようがないし、ピンクとフリルは大嫌いである。
 
性自認が女性であることと、もちろんまったく矛盾しない。
けれどつい断っちゃう、だってセクマイブログだもん。


ネリの恋ごころは男性に向かい、わたしは女性に向かいましたが
にやりと膝を打ちながら、寄り添って読める作品でした。

かたく嗅ぎ慣れない印刷のにおいで武装したこじらせ女子、おひとつ、いかがですか。


高野 雀 『13月のゆうれい』 1巻
祥伝社 2016年2月



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