« 映画「<harmony/>」感想 | トップページ | レズの目にうつる夫婦別姓再び »

同性婚と夫婦別姓

こんばんは、圭です。

12月16日は。

ちょっとだいじな判断が下る日。

「夫婦は同姓たるべし」と定めた民法が、憲法違反なのかどうか、最高裁が判断する日。

気にかけて、ニュースを追っています。


気にかけている理由はなにかと申せば、それはもう、
同性婚に関する賛否ごたごたと、共通点の多い議論が展開するからでありますよ。

法に示された生き方があり、「それでは困る」少数派があり、
反対派の意見のなかには「伝統的な家族観の崩壊うんぬん」という論があり、
これまで当然とおもわれてきたことに挑戦するひとがあり、
「じぶん当事者じゃないんでどっちでもいいわー」と考えているひとが少なからずあり。

ああ、知ってる土俵。


さて、この国は、どのような判断を下すのでしょう。


※久々に長い記事を書きます。










わたしは、「選べるようにしたら良かろうに」という立場です。

同姓でなければならない理由の想像がつかないので。
しかし同姓では苦しいひとがいるのであれば、選択肢よあれかし、とおもうので。

平たく言えば、「結婚しても姓が選べる社会に賛成」である理由なんて、この程度です。
恥ずかしながら、この程度です。
 
我が友人は言いました、「みずからが困っていない限り、多くのひとは消極的賛成という立場に身を置いて憚らない」と。


でも。
これはどちらかと言うと「結婚しても姓が選べる社会に反対」であるひとのなかに多い気がするのだけれど。

じぶんの意見に、強固な「理由」のあるひとってのも、いるのですね。

曰く、
「夫婦別姓では家族の絆が壊れる」「子どもの福祉のために夫婦同姓であるべき」

こう言った意見に対し、
「夫婦別姓でしかも絆ぶあつい家族の例」や、「両親が別姓で困らなかった子どもの例」
を挙げるというのは、わたしよりはるかに鋭く切れ味よくやってくださる方がいるので、踏み込まないことにして。

わたしはね。
訊いてみたいとおもうよ。



ねえ、ほんとうに、そうおもってる?



いまは、ネット社会。

「○○たるべき」という意見を拾うのも、
その理由を拾うのも、とても簡単です。

だから、たぶん、いるとおもうんだ、こういうひと。

とりあえず、立場を「決める」ひと。
いままでとは異なる新しいこと、じぶんだったらやらないことには、うーん、反対しとこ。

そして、理由を「選ぶ」ひと。
偉いひと、議論上手なひとが言っている、ふむふむ、
こう言っときゃだいじょうぶ、だいじょうぶ。きっと的外れではない。
本音が別のところにある場合も、だいじょうぶ、だいじょうぶ。それっぽく聞こえてる。



だから、ねえ、ほんとうに、そうおもってる?

だれかの理由が論破されたとき、あなたは、どこに立っている?

あなたがほんとうに守りたいものって、なんだろうね。



昨日ね。
あきらさんが、言ったのね。

最近は、朝、起きると寒いから、
ふとんからスムーズに出られるように、暖房のタイマーをかけようって。

わたし、咄嗟にいやだな、とおもった。

え、電気代がよぶんにかかるよね?
寒さなんて、ちょっくらがまんすればよくね?

のどが乾燥しますし。
わたしがビアンで鼻炎で口を開けっぱなしで寝ていることはよくご存じでしょうに。
あなたの寝間着を何度よだれで汚したことか!

でもまあ、最終的には、何夜かやってみようということで、話は落ち着いたのね。


そして、今朝。
案の定、のどガラガラで起床。ううう、痛いよおおお。

そこで、ふとんからのほほんと覗いたあきらさんは、とろけるような笑顔で言ったのです。


「よかった、圭さん、これで、寒くないね」


きゅん。
もう、この笑顔が見られるなら、いいっす、いいっす。
電気代? ええ、払う払う。
のど? いいよ、マスクして寝ればいいのさ。

しかし。

ふとんから出て、ばたばた着替えて、出勤して。
デスクにかけて、ああ、待てよ、待てよ。

気づいたのです。

今日、あきらさんは、遅番勤務だったではないか。
11時に出勤すれば良いのだ。

わたしの出勤を、彼女はふとんのなかから見送ってくれたではないか。


今朝、6時に暖房がセットしてあったのは、なんのため?
「圭さん、これで寒くないね」って、そういうこと?

そういうこと。



最後に、雑記を3件、残します。
マクベス、ハウルの動く城、宇多田ヒカル。

「木を見て森を見ず」とは良くない意味でつかわれるけれど、「森を見て木を見ず」では、木がもはや木でなくなっていることに気がつかないことが、ある。

「よこせ」「やだ」「時代錯誤のけち」「権利をがなる異常動物」ではなく、「ほしいのかい?」「うん」「しようがないねえ」「ありがとう」を許容しても、いい。

このふたつを、いつもこころに。
「自分の幸せ願うこと わがままではないでしょ」 
「誰かの願いが叶うころ あの子が泣いてるよ」



あした泣く子はだあれ。
あした天気になあれ。


にほんブログ村 恋愛ブログ 同性愛・ビアン(ノンアダルト)へ

« 映画「<harmony/>」感想 | トップページ | レズの目にうつる夫婦別姓再び »

06.セクマイばなし」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1169017/62983850

この記事へのトラックバック一覧です: 同性婚と夫婦別姓:

« 映画「<harmony/>」感想 | トップページ | レズの目にうつる夫婦別姓再び »