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トルコ見聞録35 図書館を仰ぐ

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トルコ旅行4日め。13時。

エフェスの遺跡を観に、セルチュクという街に来たところです。
すでに午後ですが、まだ遺跡には到達しておらず。

これから乗合バスに乗らねばなりません。が。



おっちゃん「なあなあ、遺跡まで行くんだろ。乗せてってやるよ。安くするぜ」



駅のまわりにはこんなタクシーがうようよ。



おっちゃん「なあ、にーちゃん、女の子を歩かしちゃいけねえよ、タクシー乗んな」



おっちゃんは、ひとり旅の韓国人男性を我々の連れだと勘違いし、
熱く迫っていました。うわあ、お兄さん迷惑そう。

勧誘を振り切って、バスに乗ります。バスと言ってもワゴン車ね。
満席になったら出発するスタイル。時刻表はないそうな。


扉、開いたまま走ってますけどいいんですかね?
P1010977



がたごと走ること5分ほどで。
着きました、世界屈指の古代遺跡、エフェス。

入場料を払って立ち入ります。


ああ、来て、よかった。


夏の空に映える白い石。
猛烈な照り返しと、4000年前の文明の熱気。


エフェスでございまーす
Nike


ぎらぎら暑いのだけれど、活力が漲ってくる。


Efes2


Efes3



この像はレプリカだと知っているけれど、それでも、それでも。


Efes4


そして旅慣れた雰囲気が漂いすぎるあきらさん。


Efes5


上の2枚は、紀元2世紀の図書館の遺跡です。
全体像は、こんな感じ。


Biblio2


ずいぶん立派な図書館です。

このころ日本は弥生時代。
人々は竪穴住居に住んでいて、稲作は始まっている…と、そんな時期でしょうか。


で。

はるばるエフェスまで来たのは、この図書館が見たかったから。

ガイドブックの扉を飾っている、「図書館の柱を下から見上げた図」の写真を撮りたかったから。だったのでした。

ちゃんと目的を果たしてきたよー。


Bibliotek


文化に寄する感慨も、
憧れたものをじぶんの足で手に入れる征服感も、

ここまで来るのにかかった労苦と不安を補って余りあるものでした。



あ「圭さん、ここで喜びの舞をひとつ」



よしきた、くるくる…ぜーはー

だめです、ここ、まじ、すばらしい場所だけれど、
はっきり言って日射病の危険と隣り合わせ。

帽子と日焼け止めと飲み物は必携だね。


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トルコ見聞録34 命を救われる

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トルコ旅行4日め。12時45分。

イスタンブルを離れ、エフェスを目指してトルコ国鉄に揺られています。
トルコ人のおばちゃま「アンネ」と和やかな時間を共有したあと、おお、なんだ?

前のほうの車両から、声を張り上げてお兄さんが歩いてきました。



「シミッスー! シミッスー!!」



彼はバケツを提げ、頭になにやら巨大な固まりをのせています。
これは、高橋由佳利さんのエッセイまんがで読んだ気がする。

これは、これは。

トルコの車内販売ですな!


バケツの中身はミネラルウォーターのペットボトル。
頭にのせた固まりは、落ちないようにビニルでぴっちり縛った、ごまパンの山でした。

「シミット」はごまパン、「ス」は水。
売り物の名前をくりかえし、くりかえし、蒸し暑い車内をお兄さんがゆく。

彼が愛想なく差し出したシミットをもちもちと噛みながら
トルコパンはほんとうにおいしいなあ、とおもったのでした。長靴いっぱい食べたいよ。



しかしね。たぶんね。そろそろね。
着くはずなんだよあ、目的の駅、セルチュク。

手元のガイドブックに記された時刻表に目を落とし、
腕時計をちらりとにらみ、窓の外の景色を確かめ、
車内放送に耳を澄ませます。

そして。

 

車内放送「………セルチュク………」



きたきた! きました!
車内放送が「セルチュク」と言った気がするよ。

あきらさん、次だよ、きっと。


次の駅で、やれやれ、暑い長旅だったね、と列車を降りかけて。
がっしと肩をつかまれました。



おじさん「待て、おまえたち、ほんとうに、ここで降りるのか?」



え、え?
え、あの、わたしたち、セルチュクで、降りた…



女の子「違う、ここはセルチュクじゃない。田舎のなんでもない駅よ!」



まじで?
列車の扉が、ぷしゅーと閉まったとき、我々は列車の中におりました。

お、降りなかった、けど。
よかったんだよね、これで。

だって、あらためて見まわしてみれば、
観光客っぽいひとたちは、みんなまだ列車に残ってる。

そわそわしていると、車内放送が再び流れてきました。



「次は、セルチュク…」









(゚Д゚;)



トルコ国鉄。1日6本。
「田舎のなんでもない駅」に、危うく取り残されるところだったのか。 ぞっ


さっきの女の子が、胸をはって言いました。


「あたし、あんたたちの命を救ったわね?」


いやもう、おっしゃるとおりです、女神さま仏さま。


無事にセルチュクに降り立ったときの、疲労感と達成感と言ったらなかったね。


駅舎を見上げて
Station2


空の青と、石の白さがまぶしい
Selcuk



遺跡までは、もうひとがんばり。
これから乗合バスに乗ります!


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トルコ見聞録33 国鉄とアンネ

こんばんは、圭です。

お盆の週に突入です。
わたしは仕事ですが、相手様が盆休みに入っていたりして、
電話がほとんど鳴らず、職場は平和。

早く帰宅して、ブログだって書けちまうぜ。
なんて言っていたのに、なぜもうこんな時間なのか。


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※だらだら旅の記録です。

 

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トルコ見聞録32 異国語の洗礼

こんばんは、圭です。

どうやら三重県旅行の記事を書き終えましたので
再開しましょう、トルコ見聞録。

ええっと、前回トルコのことを書いたのは…
げ、5月。

3ヶ月も前とな。

もはや続きを待っていてくだすた方も少なかろう、
しかしわたしが残しておきたい、
というわけで興味のある方はどうぞ。


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※だらだら旅の記録です。

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セイウチに始まったが○○に終わる

こんばんは、圭です。

ほんの3日ほど前のことなんだけれど。
あきらさんは当直勤務で留守で。
わたしは職場の同期としこたま飲んで、気もちよく帰宅したのです。

飲んだあとは、帰宅するやあっという間に寝てしまうわたくし。


その日も居間の床にひっくり返って、すかすか寝ていたら。

ん?

なんか、鳴ってる?

目を覚ませば午前2時。やだ、床で寝ちまった。
っとその前に、なんだ、電話、電話が鳴っている。


もしもし?



あ「圭さん、床で寝たらだめよ、ふとん行きなさい」







…見えてる(  ゚д゚)

あきらさんから、風邪をひかないようにね、というお電話でした。



あ「圭さんの行動パターンは、大体わかる」



よ、よし。
ならば、彼女が予想していなかったであろう動きをしよう。
わたしがちゃんと三重旅行の記事を仕上げるなんて、おもって、いなかった、でしょう?


※だらだらと旅の記録が終わります。


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1 伊勢いよく鳥羽志摩す

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今度こそセイウチ以外のもの

こんばんは、圭です。
8月になってしまいました。

子どものころは、「8月になってしまったらもう夏休みも終わり」みたいな気もちになったっけ。

でも、働いているいまは。


今日は特別暑かったので、日中は家でだらだらごろごろ。
すっかり暗くなってから、家の前の小径を歩いて、
自動販売機にサイダーを買いにゆきました。

ふたりそろって、ユニクロのリラックスパンツにタンクトップ姿。
すれ違う親子は、浴衣を着ています。

今日は、夏祭りだったのだな。

湿気をはらみ熱をたくわえた夜のにおい。

うーん、夏休みって感じだなあ。



あ「まあ、あたしたちの夏休みはもう終わりましたけどね。伊勢に行っちゃったからね」



どきっ

は、はい、旅行記ね、そうね、書かなきゃね。


※写真ぺたぺた旅の記録です。


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