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ボーイッシュ女子と熱き血潮

こんばんは、圭です。

しばらく本を読んでいなかったのですが
ここへきて、がつがつ読書欲が湧いています。

話題のミステリ『その女アレックス』、
レズですし読んでおきたかった中山可穂『恋歌』、
冷めぬトルコ熱を満たしてくれる塩野七生『イタリア遺聞』、
題名だけで選んでしまった『IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅』…

小学生のころ『本屋さんに行くと言ってウルグアイの競馬場に行った』が好きだったのと同じテンションで。


新しく本棚も買ってしまったし、あきらさんのまんがコレクションも増加の一途をたどっています。去年数えて1300冊以上あったんだけどな、いまどこまで増えたんだろう。


さてそんな我が家の新顔のなかから、ニッチで血のたぎるまんがをご紹介しましょ。

えすとえむ『ゴロンドリーナ』


※未読の方向けですが、念のため分けます。











この作品が描く世界、たいそうニッチなんですの。

○○の王子様とか、○○の碁とか、ちはやナントカとか、
そのまんがが流行したおかげで作中の素材が脚光を浴びる、
そんな現象はときどきありますけれど、これは。

ないだろうなあ。

題材は、闘牛でございますオーレ!



主人公は、彼女にフラれた少女チカ。
自暴自棄になって車に飛び込み自殺を図ったチカは
その車を運転していたアントニオに保護されます。

保護なんかされたくない。死にたい。殺して。
私をフッたあの子を悲しませたい。

アントニオに「安心しろ。考えてやらないこともない」
と言われたチカは、殺してもらえるものだと安心してアントニオに身を預けます。

が。

実はチカを男だと勘違いしていたアントニオ。
女だとわかるや送り返そうとするのです。


「私が男だったら どうするつもりだったの。」

「闘牛士にでもしてやろうかと。」


そして始まる「死ぬために女闘牛士を目指す若者」の物語。


チカがレズビアンなのかFtMなのかどちらでもないのか、よくわかりませんが、
そんなことはどうでもよろし。

きりっと短い黒髪と勝ち気な瞳のボーイッシュなチカちゃんかっこいい(見た目だけ)
金モールに黒いネクタイ、赤い布が翻る華やかでぴりぴりした世界かっこいい。
闘牛のルールや手順が詳しく書かれていて、いままで触れたことのないジャンルの話を「ほうほう」と読む時間たのしい。

しぶいおっさんを愛してやまぬわたしには
なによりアントニオの色気がたまらんものでした。作画が濃い!

 
チカの「死ぬために」という目的が変わる日は来るのでありましょうか。
じぶんを捨てた彼女の記憶を振り切ることはできるのでしょうか。
あわよくばもう一度、うつくしいスパニッシュガールと恋愛していただきたいですな。
 
続きが気になるまんがのひとつです。


えすとえむ 『Golondrina -ゴロンドリーナ-』 1集
小学館IKKI COMICS 2012年3月



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