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5年越しの告白

こんばんは、圭です。

我が彼女あきらさん、職場の先輩に、訊かれてしまったそうです。



「あきらさんは、いつ結婚するの」


※ちょっとまじめな話。分けます。










職場においては、「彼氏と同棲」していることになっているあきらさん。
6年以上つきあっていることも知れ渡っているようですから
こういう質問が出るのも、まあ想定の範囲内です。



「みんな気にしてるよ」



えーと、それは、気にしなくったっていいのですよ。
わたしだったら同僚のプライベートなど気になりません。
同類のかおり漂う女性社員がいたら、そりゃもーどきどき気にしまくるだろうけれど!



さてここで。

遂にあきらさん、動いたんだそうな。
 


あ「先輩にね、『結婚できないんです』って話したよ。今まで『彼氏』て言ってたけど、ほんとうは『彼女』だって」



わお、そしたら、先輩は、なんて?



あ「『えー!? でも、できるようになったよね、日本でも!?』って言われた」










なんだその最先端ニッポン!!


や、わたし前から繰り返し書いているように、日本は「同性婚できない国」ではないと考えているのだけれど、それは厳密な法解釈がまだなされていないからとかそういう、やや屁理屈的な話、心の支え的な話であって、一般には「日本では同性婚できない」という認識が浸透しているはずなのですが。

こいつぁ、カムアウトに対する反応としては極めて新しい。

そういう常識をもって生きているひとが、いたのだなあ。稀だろうがなあ。
 


あきらさんは、先輩に、説明したのだそうです。同性婚をとりまく現状について。
先輩は、きちんと話を聞いてくださったのだそうです。



あ「彼女はどんなひとかとか、子どもはどうするんだとか、今後の人生どう生きていくかとか、いろんなことを訊いてきてくれた。うれしかった」



そうね、それは、うれしかったね。
こちらがレズだとわかるや「男役なの? 女役なの?」と訊くひともいたのだから。

エスコートだとか家事だとかステレオタイプな性役割の話じゃありませんとも、セックスの話です。いきなり飛ばしやがる。



あ「いいカムアウトができたとおもう」



そのようです。



あきらさんのカムアウト、実は示唆に富んでいるのです。

職場で、カムアウトをするか? するならば、いつ、どのタイミングで?
という命題のもと、わたしの場合は、「訊かれたら答える」を貫いて楽をしてきましたが
彼女の場合はもっと計画的でね。


 
自己紹介でカムアウトなんて、するもんじゃないよ。
あたしがどんな人間かわからない状態で、いきなりレズだって情報だけ入ってきたら
相手の持ってるレズ像のなかでしか見てもらえない。

だから、先輩たちの考える「ふつー」のなかで仕事をこなして、経験を積んで
それなりに仕事もできるようになってきて、「この子はこういう子」て
評価されるようになってから、それからはじめてカムアウト、するならする。



「このひとはレズ」と、「このひとは○○な子。あとレズ」の差は大きかろう。

就職して5年。
あきらさんは「ふつー」であり続けてきたわけです。
じぶんに対する評価が、それなりに定着するまで。

 
あるがままのじぶんを
受け入れてほしいがために
じぶんで貼ったラベルを
焦って振りかざしてしまうことは
ときに逆効果なのだとおもいます。

わたしレズです
セクマイです

そのラベルに書かれたことばを
相手も
じぶんと同じように
解釈しているとは限らないのですから。



あ「今年の忘年会は、一発芸代わりにレズ宣言かなー」



不敵にわらうあきらさん。

好きにしなされ。
あなたが生きやすいように、水は方円の器に。
「彼氏」にもなろう。「ただの友だち」にもなろう。


まあ「彼女」ですけど、ね!


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