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大家さんの目

こんばんは、圭です。

ちょっと前の話なんだけれどね、こないだ、休みの日のまっぴるまに。


ぴんぽーん


チャイムが鳴りましてね。

はあい、どちらさまですか?



「はじめまして、大家です」



え。

え?

(。Д゚; 三 ;゚Д゚)



寝間着のままのじぶん。
ぼさぼさのあたま。

散らかった居間。
あきらさんの食べたおやつのごみ。

買ったまんがの山とうさぎの抜け毛。

急いで着替えながら、あきらさんに指示を出します。


いいか、このドアは死守せよ。
決して大家さんをなかに入れてはならぬ。なかを覗かれてはならぬ…!



あ「いや、週末にノーアポで女性の家に来て、部屋にあがることはないんじゃないの」



わたしも、そうおもう。
しかし、万が一もある。

あきらさんが居間のドアの後ろにたてこもったのを確認してから
おそるおそる玄関を開けます。



大「遅くなって申し訳ありません、屋根を直しにうかがいました」



2月の大雪で壊れてしまった、我が家のベランダの屋根。
結局、修理費用は負担しなくてよいことになったのですって。ありがたや。

業者の方とともに、大家さんおんみずからも工具をふるい、
きれいに直していってくださいました。



大「ご不便をおかけしました。なにせ建物が古いもんだから、ごめんなさいね」



恐縮しきりの大家さん。

そんなそんな、腰を折らないでくださいまし。
こちらこそ、きちんと雪おろしをしていればこんなことには。

「いえいえ」「いやいや」を繰り返し、大家さんに顔を上げていただいて、
修理のお礼と暮らしやすい住まいのお礼とを述べ、ようやっと玄関を閉めてすぐ。

大家さんの声が、すっと耳に飛び込んできました。



大「いいひとたちに借りてもらって、よかった」



大家さんは、我々がレズビアンだとは知りません。
カムアウトする予定も、ありません。

我々は、レズビアンである以前に、ただのひと。
大家さんとの関係においては、ただの店子。


いまの住処は、あまりにも快適な環境にあるので
わたしたち、大家さんが許してくださる限り更新・更新して住みつづけるとおもいます。

「いいひと」と評価される店子でいつづけることが、
わたしたちの生活を守るのですねえ。

 

そんなことを実感しました。

ついでに、大家さんの来訪は、副次的効果も生みました。



あ「…あたし、片づけがんばる…」



お片づけの苦手なあきらさん、大家さんの抜き打ちテストに決意を新たにしたもよう。
ゴールデンウィークは行楽に出ることなく、断捨離の予定です。


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