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中性おじさんと男の子の旅行記

こんばんは、圭です。

こんなまんがが出版されました。

『アジアをふたりで歩いてみた ~中性おじさんと男の子の旅行記~』


 
「中性おじさん」とは、作者の新井祥さんのこと。
「男の子」とは、新井祥さんのアシスタントを務める「こうくん」のこと。

ふたりの旅ルポまんがです。


 
新井祥さんは、30歳までは女性として暮らしてきたけれど、ある日からだが男性化を始め、
それがどうやら染色体のせいらしいと判明、今では男性として暮らしている、
しかし戸籍は女性だという、中性というか両性というか、そういう方です。
 
『性別が、ない!』というシリーズを描いているので、
セクシャルマイノリティ関連本に強い方は、よくご存じだとはおもいつつ。



アシスタントのこうくんは、男性。うん、男性。
新井祥さんのまんがには、男と女とのはざまに生きるいろんなひとが登場しますが、
こうくんは、祥さんのことばを借りれば「普通の男の子」で、ただ見目が麗しすぎる、男性。
 
気になる方は「宇佐木巧」でぐぐって、彼の女装写真をご覧くださいませ。
 


閑話休題。
 


この本ね、すっげおもしろかったの。
タイ、台湾、シンガポール、インドネシア、沖縄、ハワイの旅行雑記なんですが。

性別適合手術大国であるタイもあることですし、
やっぱり新井祥さんの得意分野なのでしょうね、
ちょいちょいセクマイネタを差し挟みつつ、
仕上がりは、エキゾチックな旅行エッセイ。

ガイドブックの類とは編集方針がぜんぜんちがうので、わくわく読めました。
グルメも盛りだくさんだよー。
 


中身もおもしろかったし、
もうひとつ、にやりとうれしかったことがありましてね。
 
このまんが、うちの近所の本屋では。
 
東村アキコやオタリーマンなどなどが置いてある「エッセイまんが」のコーナーではなく。
杉山文野や椿姫彩菜といったセクシャルマイノリティ関連本の棚でもなく。

旅行の本のところに、置いてありました。

ことりっぷや、るるぶと並んで、これ。


こういう配架なら、
東南アジアのガイドブックを求めて来店しただけで、
セクマイについて特に詳しくはないというようなひとにも、
新しい世界が開ける可能性がありますな。

にやり。


それにしても、海外旅行に出たくなる本です。
新井祥さん、罪なひと。


新井 祥 『アジアをふたりで歩いてみた ~中性おじさんと男の子の旅行記~』
実業之日本社 2014年2月


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