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オリエントの海をみる

こんばんは、圭です。

しばらくブログを更新していませんでした。
なんてことは見りゃわかるってのになぜか報告してしまうのは、久しぶりすぎてブログの書き方を忘れているからだったりしますほんとかよ。
 
さて。
そのおさぼり期間中。

わたしは珍しくあきらさんとけんかをし、仲直りをし、
県外出張の連泊をふくむ2週間連勤でへろへろになって体力増強を誓い、
年下のレズブロガーと会ってお茶を飲み、(杜崎さん遊んでくれてありがとう!)

そして。
あきらさんのいない日々を耐え抜きました。



彼女、旅行に出ていたの。

親日家が多く、世界三大料理の一角をなす、ナンパ大国。
カッパドキアとブルー・モスク、パムッカレくらいなら、カタカナ嫌いのわたくしでも存じておりました。

そうです、トルコです。


トルコはイスラム教国ですから、ぶたは食卓にのぼりません。
帰国したあきらさんは、「これが食べたかったのー」と顔をほころばせて、しょうが焼きをかっ喰らいました。


ところで。
惜しみなくひとに与えるキリストのようなあきらさん、
今回もおみやげをがっつりどっさり買ってきてくれました。

スパイス好きのわたしにチャイティ。

乳製品好きのわたしにチーズ。

トルコダンスの踊り手の模様がついたチャイグラス。

ピスタチオが香るヌガー。

陶製の鳩の置き物。こいつ、目が合うんだぜ。

アヤソフィアの絵はがき。



最後にとっておき。

邃い碧のショール。


旅立つ前、彼女が訊いてきました。 「おみやげはなにがいい」
わたしはお願いしました。  「なんでもいいから、あおいものを」

絵皿でもいい。
アクセサリでもいい。
お菓子を食べたあとの缶でもいい。

あおいものがほしいな。


それがねえ、こんなゆたかなあおになって返ってくるとはねえ。
小学生のわたしを夢中にさせた、ぺんてる社のボールペン「絹物語」に、こんな色があったっけ。

そう、紺碧だ、紺碧。

あのペンはラメ入りだった。
このショールには絹の光沢がある。

神秘的で、濃絵の岩絵の具のような濁りがありながら、清潔感を湛えたあお。
上品な焦げ茶色の糸で織られた文様は繊細で、まるで総レースのよう。

7割はウールだから、薄くて軽いのにしっとりあたたかい。



「圭さんに似合うとおもったから」



そのことばもまた、格別のおみやげです。

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離ればなれ

冷蔵庫にわたしの好物のヨーグルトをいくつも放り込み、
とびきりの笑顔をうかべて、彼女は出ていった。

わたしは、1日にひとつずつ、ヨーグルトを食べた。

ブルーベリー味を食べ、
みかんを食べ、
アロエを食べ、
バナナを食べ、
パインを食べ、
いちごを食べた。

ヨーグルトはきれいになくなり、翌日、彼女が帰ってきた。

お帰りなさい、あきらさん。

お風呂、汲んでおいたよ。



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