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禁じられた遊び

こんばんは、圭です。

今日。
うちに帰ったら。

上着を脱ぎ、かばんを置き、めがねをはずしたら。

後ろからあきらさんに声をかけられました。



「圭さん、誕生日おめでとう」


※とりあえずのろけ。










振り向くと、あきらさんが手をぴらぴら振って、居間のドアの陰にあるなにかを指し示していました。


うあっ!
あらら、ほんと? プレゼントなんて、そんな、用意してくれていたの?

でも、ごめん。

わたしめがねはずすとなんにも見えないんだよね。
しかも箱が、白いのかな、それ。壁紙とおなじ色だと同化しちまってなおさら…



ぎゃあああああああああ



歩み寄って、ものがなんだか判るや、吠えてしまいました。

整然と並ぶ、つやのある歯。
腕にのしかかる、1m30cmほどの板。

白黒白黒白白黒白黒白黒白白。



「キーボードだ!」



今年の誕生日プレゼントは「あきらさん」のはずだったのに。
「プレゼントはなにがほしい?」って訊かれたとき、「あきらさん」って答えたら、
「わかった」って言ったではないか。

ああ、ああ、それなのに、それでも。
買ってくれたのか。



ところで。
我々カップルの住んでいるこの家、賃貸だけれども音楽OK。
あきらさんはサックスを習っているので、家選びのときは、その点でもポイントが高かったのでした。

そしてわたしは、ほんの数年だけれどもピアノを習ったことがあり。

音楽OKなら、弾きたいなあ。

というわたしの淡い想いを、契約書が静かに打ち消しました。


「ピアノの演奏禁止」


理由は、物件が古く、楽器の重さに床が耐えられないことでした。



立地も家賃も間取りもその他もろもろも、じゅうぶんすてきな家なので、
ピアノが置けないことは不満なんぞになるわけもなく、4ヶ月暮らしてきたのだけれど。

あきらさん、突いてきました。
このゆたかでしあわせな暮らしに、わずかばかり残された、
「こうだったらもっといい」というポイントを。

隙間を埋めて埋めて、もうおまいさんは左官屋か。
 
わたし頼んでないのに、ねだってないのに、ほしいのをがまんしていたわけでもないに、
これを与えれば心底喜ぶだろうと、あなたにはわかったのですね。

ひらめきってすばらしい。


キーボードなら、ピアノを禁じられたこの家でも弾ける。
弾き初めは「愛のロマンス」かしら。



あ「鍵盤は軽いし、ペダルはないけど、音がいいやつを楽器店のひとに選んでもらったよ」



わたしは耳が悪いので、音質の良さがどれほどわかるか怪しいもんだ。
それでも、弾いてみたら気もちがよかった。

しかも6オクターヴあるんだぜ。うは。



あ「圭さんの誕生日にはまだちょっと早いけど、でも明日休みだから。時間あるときにたくさん弾きたいかとおもって、フライング」



あきらさんは、贈りもの上手だなと、いつもおもわされます。


お正月に実家に顔を出したら、楽譜をごっそり持ち帰ってくるからね。


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