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同棲のおしたく⑯引っ越しの日

こんばんは、圭です。

あきらさんと同居をはじめてもなお、ずるずる続けていた「おしたく」シリーズ。
引っ越し当日のことをさらさらっと書いて、これを最終回といたします。


※じぶんのための記録記事です。










荷造りの苦労は前回書いたとおり。

ところで、わたしが最後に包んだ荷は、新品のバスタオルとシーツでした。

その日、仕事から帰ってきたら、
包みきっていない段ボール箱の上に載っていたふわっふわのタオル。

あきらさんとの同居に大反対の我が母が、
わたしがいない間に何も言わず置いていった、バスタオル。

だいじに詰めこんで、引っ越し前日の夜中、日付けが変わってだいぶ経ってから、荷造りは終わりました。
 

あとは、運び出すだけ。
運び出してもらうだけ。

そして、わたしが出ていくだけ。


最後にドアをくぐるとき、なんて言おうかねえ。
どんな顔して出ていくんだろう、わたし。


おもいめぐらせたりもしましたが、なによりとにかく眠くてたまらず、あっちゅー間に思考を手放して熟睡。


で、引っ越し当日。


母は用事があったようで、さっさと東京に出かけていきました。



「行ってらっしゃい」

「行ってきます」



最後の「行ってらっしゃい」は、言われる側ではなく、言う側でした。



それから引っ越し業者が来て、わたしの荷物を攫っていきました。

新居にはあきらさんが先に行っているので、
荷物を受け取ってくれるひとはいるわけだけれど、
でも、ま、実家に長居する理由もないわ。

ってんで、自転車にまたがります。

 
父が、見送ってくれました。



「それじゃ」

「おう」



駆け落ちっつーか家出っつーか、
あまり褒められないかたちで実家を後にしたわたくしですが、
後悔も罪悪感も、さしあたりありませんでした。


後悔するくらいなら、はじめからあきらさんを選んだりしなかった。
罪悪感を抱くくらいなら、わざわざ親との関係を悪化させたりしなかった。


わたしはわたしの望む道を生きる。

たまたま母がわたしに望む道とはちがったから衝突したけれど、うん、まあ、仕方ないさ。
ちがうということを、伝えた方法が乱暴だったからもっと衝突したけれど、うん、まあ、それも結果論さ。


それよりも、ずっとずっと願っていた、あきらさんとの暮らしがはじまることに胸高鳴る。

ぶっちゃけね、大反対されて大げんかしてからは、
反目している人間同士が同居している状態だったわけで、
これがまあけっこうストレスだったのね。

だから、家を出たとき、
ああ、これで決裂したなあ、と言うよりは、
ああ、これで解放されたなあ、とおもったのです。

ストレスフリー、すばらしー!



新居に到着すると、あきらさんが、「お帰りなさい」とドアを開けてくれました。
わたしの荷物は、すでに搬入されていました。
カーテンを買ったり、必要最低限の荷解きをしたりするうち、するするっと日は暮れました。



あ「土用だから、うなぎ食べよっか」

Doyou

わあー、まつたけのお吸い物がついてるー。
作業で疲れたからだに、むっちむち脂たっぷりのうなぎが沁みました。

おつきあいは、今年で5年め。
つきあい出したころから「いっしょに住みたい」と言っていたけれど、
今までいっしょに住めなかったのは、ほとんどわたしの都合だった。

あきらさん、ずいぶん長く待ってくれたね。
ありがとう、ありがとう。


そんな引っ越し当日。
そんな同居初日。


 
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