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おとうさん、わたしレズです

こんばんは、圭です。
 
親に対するカムアウトが一段落しました。
という記録。


※感情を整理する前に書いているのでちょっと滅裂です。












夏には、あきらさんと同居します。同棲します。

んでんで。
同居するにあたり、親をまったく無視して行動するのはいやだなーと、そうおもっていることは「同棲のおしたく③」にも書いたとおりです。

「夏ごろ実家を出ていく」という話は既に通したので、
次の段階としては、「実家を出ていく = あきらさんと同居」ですよってこと、
念を押しておかなければなりません。


んでんで。
母にこう切り出しました。



「処分したい家電があるんだけど、粗大ごみ扱いになるかなあ。燃えないごみで捨てられるかなあ。たしか大きさの規定があったよね」

「家電? 具体的には?」



おお。理想的な食いつき。



「学生んとき使ってた炊飯器」

「え、あんた、ひとり暮らしするのに炊飯器要らないの?」



ほーら、きたきた。

「あきらさんの賃貸契約が切れるタイミングでふたり暮らしの部屋探しを開始する」という2年前の話、母はちゃっかりなかったことにしていました。

ま、想定の範囲内ですけども。



「あきらさんが持ってるからわたしのは要らない。そろそろあきらさんちの賃貸契約が切れるので、前に話したとおり、ふたり暮らしの部屋探しを始めようとおもってね」

「あんた、まだそのつもりでいたの!?」



あーあ。
言ってくれるなあ。



「もちろんそのつもりでいますよ。で……」

「あーもーいい、その話はあとあと! 早く仕事行きなさいよ」



でーすーよーねー。
朝、7時半のことでした。



んでんで。
その日、社食で昼めしを食べながら。

わたしね、作戦を立てなおしました。

母ではない、まずは、父に話そうと。父に向き合おうと。
向き合ったうえで、相談しようと。
「おかあさんをどうやって攻略すればいいかな」 

父。 
父は、わたしがあきらさんと同居することそのものについては、「まあやってみなさい」と言っています。
ところが、父は、わたしがレズビアンであり、「彼女と同居」を望んでいるのだとは、実は知らないのです。


ややこしいでしょう。ややこしいよね。

なんでこんな事態になったかっつーと。
ま、ひとえにわたしが順序だててカムアウトしてこなかったのがいけないのですな。



~これまでのお話~

圭、母に対して「おかーさん、わたし女の子が好きなのっ あきらさんとつきあってるのっ いっしょに住みたいのっ」
母、「なんじゃそらどういうこった意味不明だこんにゃろ、とりあえず反対だ!」



母、圭のいない場で「おとーさん、ちょっと、圭があーでこーであーだこーだ言ってるんだけど!」



父、母もいる場で「おかーさんから聞いたんだけど、あきらさんといっしょに住みたいんだって?」

圭「はい、住みたいとおもっとります」

母「そんなのだめだめ!」

父「やってみれば?」

母「おとーさん(゜△゜)!!」

圭「おとーさん(゜▽゜)!!」

圭「とは言っても今すぐではなくて、2年後ふたりで部屋を探しますよ」

父「そーかい」

母「まあ、おとーさんがいいって言うなら…ぶつぶつ…」
 
~これまでのお話 おわり~



お気づきかしら。
わたし、親に、わたしとあきらさんの関係をわかってもらうべく頑張るなどと言いながら。

決定打をぶちこんだことがなかったのです。

「女の子が好きなんだ」
「女性とつきあっているんだ」
「あきらさんはただの友だちじゃないんだ」

そういう言い方はできたけれど、

「わたしレズビアンなんだ」

とは言わずにきたのです。言えずにきたのです。


「レズビアン」ということばが、この表現がもつ衝撃に、じぶんで恐れ戦いていた。のだね。

え、そこまで親に言うの。言っちゃうの。
いや、なんとなーく、それっぽいことを言うからさ、察してくれよ。
娘はレズなんだなーって、感づいてくれよ。

頼む頼む。

みたいな。


うまい喩えではないかもしれないけれど、
謝りたいとき、「ごめん」「ごめんね」はするりと言えても、
「ごめんなさい」がなかなか口に出せない。
そんな感情と似ているような。


しかしこのたび、父にはきちんと話そうとおもったのですな。
あきらさんとの同居に、特段反対していない、父には。
ひとりの人間として、心から尊敬できる、父には。

 
おとうさん。
大学を卒業するころ、あきらさんと同居したいって話をしたこと、覚えていますか。
あのときは、はっきりしたことばを遣わなかったけれど、わたしは、レズビアンなのです。
あきらさんは、4年来つきあっているこいびとなのです。

おとうさんに、「住んでみなさい」って言ってもらったそのときに、言えばよかったかもしれないね。
あきらさんと住みたい気もちの根底に、そういう同性愛感情があるってことを。

タイミングを逃してしまって、今になりました。
近々、ほんとに同居を始めるにあたり、話しておきたくなったので話しました。

ところで、おとうさん、おかあさんにはここまで説明してもいいでしょうか。
「女の子が好き」「あきらさんは彼女」とは言ったことがあるけれど、おかあさんはわたしがレズビアンだとは受け取りませんでした。
今あらためて、レズビアンだよって、言ってしまったほうがいいでしょうか。

それとも、「なんでそこまであきらさんと住みたいのよ? ワケわかんない」というモヤモヤを母の心に残したままでも、 レズビアンであることは黙って出ていったほうがいいでしょうか。

どうおもいますか。

おかあさんは必ずショックを受ける。それは想像がつきます。

わたしは、どちらかと言えばカムアウトしたい気もちが強い。
レズビアンだよって言ってしまって、でもちゃあんと幸せにやっている姿を見せたい。

でも、わたしは言いっぱなしで実家を出ていけばいいのだけれど、
わたしが出ていったあとも、おとうさんはおかあさんの家族であり続けるから。
精神状態が混乱したおかあさんを、おとうさんに押しつけて出ていくのははばかられます。

どうおもいますか。

どうしてほしいですか。

意見はありますか。



父「おかあさんには、黙っておきなさい」


あのひとは、気もちの整理がつけられない。
娘が同性愛者だというのは、ちょっと夢の世界に生きているようなおかあさんには、重すぎる。

そうですか。

そうですね。
 


父「圭は、例え母が反対しても自分の意志で出て行くし、自分の意志であきらさんと同居するんだろ」



そうですね。

そうします。
 


父「何にせよじぶんの望みは叶うのだから、武士の情けだ、黙っといてやれ」



そうですね。

父ならそう言うと、おもっていました。

カムアウトしたい理由はいろいろあったのだけれど、
これ以上は、やっぱりわたしのエゴになってしまいそうですね。

母に働きかけるのはやめましょう。やめます。やめるけれど、
父にカムアウトできただけでも、おおよそ満足です。


話は、これで終わりですが。
なにか、おもうところは。言いたいことは。



父「いや、ない」



そうですか。

そうですね。

20歳も過ぎた、社会人の娘。
現在、ただのパラサイトシングル。

その進む道に、意見するという発想は、おとうさんにはありませんね。

時間を割いてくれて、ありがとう。


 
肩の荷がおりました。
と同時に、父との対等な距離に、なすったような寂しさも覚えました。

嫁に行くとき涙する女性は、こんな心境なのかもしれません。



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05.カムアウト関連」カテゴリの記事

コメント

お疲れ様!お疲れ様!きちんと言えてヨカタね!
エネルギー使ったろう、美味しいものを食べるんだ!あきらさんと肉食べなさい!べえやんには人参だ!
娘を私物化して好きなように扱わず、きちんとひとりの大人として意見を聞いてくれるいぶし銀な父上ですね。

カムアウト直後は、する方もされる方も混乱しがちだと思います(そうは見えなくとも)。
でも時間が経つと、なんだかんだとしっくりしてくると思います。最初はびっくりするが、だんだん当たり前になってくるというか。納得しちゃうというか。娘がレズだという事実に慣れてしまうというか。そんな感じで。
これからの数年間で、お二人がパートナーとして幸せに暮らしてるとじんわり伝わっていくはず。家族関係もよりよく熟成されていくと思います。
KMO!KMO!(圭さんマジお疲れ)
BMU!BMU!(べえやんマジウサギ)

今朝から何度も読み返してしまいましたよー。
お疲れ様でした。

ちょっとじんわり涙です。

お父さん、きちんと話を聞いてくれたんですね。
その上で、誠実に言葉を返してくれたんですね。
嫁に行く時の涙かー、そうかー。

すこしずつ、親をも安心させられる、自分たちのための幸せな生活、
積み上げていきましょう。

お互いに。

ネバヤさん!
コメントありがとうございます。NMT! NMT!

いやー、ほんとけっこうエネルギーつかうものですね。
口を開いてべらべらべらっと発声するだけなのにね。

そして週末にあきらさんと肉を食べる約束をしました。
マジうさぎなはずのべえやんは、人参はお好みでない様子。
あの生意気な小坊主、たいへんな偏食家なの。でれでれ。でれでれ。ああ親ばか。


父のいぶし銀要素は主に頭髪に見られるだけなのですけれども、
こんな父でよかったなあとおもいます。
ありがたやありがたや。

そんなありがたい父だから、
わたしとあきらさんとのしあわせに、いつか納得してくれたらいいなーなんて。

ヨコさん
コメントありがとうございます。

誠実さはときに残酷で、
向き合えた安堵と同時に祝福されない寂寥も味わうことになったのですが、

姑息な笑顔とうわべだけの「理解」なんて、
やっぱり求めたくないよ。要らないよ。とじぶんを鼓舞しています。


ヨコさんも動き出すんでしたっけか。
なんだか心強いよ!

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