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点取り虫の看病

こんばんは、圭です。

先週の水曜日、
前日から体調をがっくり崩したあきらさんの様子を見に、
彼女の家まで行ってきました。

わたしも4年間ひとり暮らしをした身、
体調が悪いときの心ぼそさはわかっているつもりだよ。


そして、そういう精神的な充足のためだけでなく。

彼女になにか食べさせたい。

そうおもいましたによって。


あきらさん、ロクになにも食べちゃいなかったからね。



「買い物に行く気力はないけど、家に食べるものがなにもない…」


「気もちわるい…おなかが空いているのはわかるけど、食べたくない感じ…」



だめえーっ
そんなんじゃだめえーっ

食べないでいると癖になるのよ。
食べないことが平気になるのよ。

そして体が弱っていることにじぶんで気づけないまま、
回復が遅れていくだけなのよ。

食べてえーっ
お願いだから、なにか食べてえーっ


今から買い物して、そっちに行くから。
なんでもいい、「これだったら食べられそう」ってものはあるかい。

え、どうだね。
言ってごらん。

電話で訊いてみると、あきらさんはホソイコエで答えました。
うんうん、耳の奥が痛くなるまで寄り添ってあげる。



「おとうふ…」



よしきた、とうふだな?
おとうふだな?

任せろ、湯どうふなら料理音痴のわたしでも作れる。

いざ、参らん。


そうして彼女の家に向かうバスのなかでですね。
わたしはね、ふっとね、欲が出たのですね。

彼女が食べたいと言ったとうふをただ与えて、圭よ、おまえそれで満足か?

あきらの彼女として、ちっと手抜きすぎやしないか?

からだにやさしいものをなにかもう一品、食べさせるべきではないか?


そうおもいついたものの、わたしの脳内にカレー以外のレシピはインプットされておりません。
肉じゃがすら、本を見ながらでないと作れません。


こういうときは…うどん? おかゆ?

うーむ、なにかいい案ないかしら。
困ったときのインターネット、レシピ検索をしてみましょ。


キーワードを打ち込みます。

「気もち悪いときの食事 体調不良 料理」

さあ来い。


検索結果


「もち料理」


変なとこで切ってつなぐな!


「彼氏にごはん作ったら『見た目が気もち悪い。体調不良になりそう』って言われてショック…」


そうでしょうとも!


「気もち悪いときでも、食べることは大切…」


そうそう、これだよ、こういうサイトを求めていたのだよ。
それで、続きは? あるよね? あるんだよね?


「おなかの赤ちゃんのために…」


つわりかよ、ふざけんな。世のおかーさんに幸あれ!



もうよい、下がれ。
わたしはわたしにできることをやる。

湯どうふとともに食卓にのせたのは、具のごくごく少ないおみおつけを白飯にぶっかけた猫まんまでありました。

許せよ、結局手抜きだわ。

でもあきらさんは、しみじみと食べてくれました。
ふうふう吹いて冷ましているところがたまらなくかわいかったです。



彼女は今週から仕事に復帰。
一安心です。



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03.同棲にいたる道」カテゴリの記事

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