« 戦友との永遠の別れ | トップページ | ワルいオトコ »

スーパードライビアンコミック

こんばんは、圭です。
去る日曜日、サックスのレッスンに出かけたあきらさんを待ちながら、
ひとり優雅なお茶の時間をもちました。

そのとき読んでいたビアンコミックをご紹介。
これはハマる。


※基本的に未読のひと向けです。








こちらです、『Girlish Sweet アタシノ彼女』


制服は赤いセーラー服。な、女子高を舞台に、さまざまな百合っ子のさまざまなアレコレを切り取ったオムニバス。

時系列はばらばら、各話の主人公もばらばら。
それでも登場人物同士の人間関係はぜんぶうっすらとつながっています。


1話1話が短いので、エピソードの中身にはつっこまないでおきましょう。
読んでのお楽しみ。
 

さて。
本作のよいところ、それはドライなところ。

甘さ控えめ。
いやいや、控えめなんてもんじゃない、タイトル「スイート」なのにこれでいいの?

しかし、それがまた妙にリアルさをもっている。


「あたしが女の子を好きなのは当たり前っつーか、わざわざ言うことじゃなくね? んじゃっ」と、読者をそそっと突き放すような、校舎裏で飄々とたばこ吸ってたイケタチが無表情に片手を上げて去って行くような、そういう作品です。


や、らぶらぶカップルはちゃーんと出てくるのよ。

男性にトラウマのある子。
ノンケに恋してつらさを味わう子。
女の子を好きになった… ことにびっくりどっきりする子。

そういう、百合まんがの王道を行く要素もあるのよ。


あるんですけれども。

すべてが、どこか気だるい余裕をもって描かれていてだな。

「ま、ビアンやってりゃこういうこともあるさ」みたいな。

 
まことにもって、読み味さらり。


そんななかにまぎれこんでいる、ちょっとした描写。


無口でつきあいのわるい女の子が、植物の世話をしているときに見せるふわふわの笑顔。
きりりとスポーティなショートカットの女の子が、バレンタインのチョコレートに 「おやつ!? おやつ!?」 とはしゃぐとき揺れるしっぽ。
黒髪めがねの薄暗そうな女の子が、なぜかとてもとてもかっこいい。


こういうちょっとした描写がね、ああなるほどね、作者もビアンだったね。と思わせるのでした。

うーん、女の子が好きで描いているなあ。
さすが、「恋をするなら女に限る」という名言を生んだひとだなあ。



人物は、顎が尖って目が大きく、手足が細い独特の絵柄。
背景等の描きこみは薄め。

絵に抵抗さえなければ、しみじみにやにや読めることでしょう。



竹宮ジン 作 『Girlish Sweet アタシノ彼女』
白泉社 2010年



にほんブログ村 恋愛ブログ 同性愛・ビアン(ノンアダルト)へ

ちなみにわたしのタイプは、顔なら野中。中身なら楓。
どうでもいいね。

« 戦友との永遠の別れ | トップページ | ワルいオトコ »

08.レビューらしき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1169017/43781906

この記事へのトラックバック一覧です: スーパードライビアンコミック:

« 戦友との永遠の別れ | トップページ | ワルいオトコ »