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えぐすぎるビアンコミック

こんばんは、圭です。


読んでしまいました、『羣青』の上巻
おまえ卒論どうした!? と言われそうですが。読んじまいましたよ。


どぎつーいビアンまんがです。
いや、ビアンというか…うむ…まあビアンは出てくるけれども…。
とりあえず、これは断じて百合まんがではない。

どろっどろの、ぎっとぎとの、女同士の関係です。
オトナの階段駆けあがってます。むしろ十三階段を駆けあがってます。


※単行本のカバーに書いてあるていどのネタばれをふくみます。閲覧注意!













裏表紙カバー風に内容を説明すると、こんな感じ。



私がこの人と関係したのは一度だけ。
「夫を殺してほしい」と、猫撫で声を出すために――


夫の浮気癖と暴力に がまんならなくなった女(異性愛者)は、
ビアンである友人に「夫を殺してほしい」と頼む。

10年片想いしてきた相手からの頼みごと。
ビアンの女は愛するひとの夫を殺し、さてその後…




…って話。

ね。

えぐそうでしょ。

えぐいよ。
容赦なく、えぐいよ。
全編ほぼひたすら、えぐいよ。
 
ひっどい突き刺すような話で、暗くて、重くて、なるほど作者が骨身を削って書いたってのもわかる気がいたします。
しかも作者、書き始めたとき22歳だったってのよ。

若いっつーの。わたしと同い年だっつーの。


人間感情のどす黒いところとか。
善悪の基準をどこにおくか、とか。
愛情と執着と狂気についてだとか。
いのちの扱いかたとか。
「差別と理解は同じだよー」ていう強烈なことばのこととか。

考える羽目になります。


うおおおおおもいいいいい


表紙の。
泣き出しそうな顔で、肌に色つやのない黒髪めがねの女性の絵。

この絵を見て、作品概説を読んで、それでもこのまんがを手にとるひとなら覚悟はできていよう。

このまんが、きっと、笑うところ少ない…


うん。
わたし、笑ったところ、2ヶ所だけだった。
480ページで、2ヶ所だけだった。


しかもこれ上巻っていうね!

下巻はまだだっていうね!
 
あとどれだけ苦しまなければならんのだ。
登場人物も、読者も。



ちなみに笑った箇所は、
その殺人犯になっちまったビアンの、元カノのおかあちゃんが登場したシーン。

と。
「3DKの彼女」が指す女のスペック。

Kawaii Kanemochi Kaigaishii
Dokode Daitemo Daijo-bu!


だそうな。


あとはねー、その殺人犯になっちまったビアンの元カノのおかあちゃんが、
その殺人犯になっちまったビアンの元カノ(つまりじぶんの娘)と、
その殺人犯になっちまったビアンの子(つまり娘の元カノ)の話をするシーン。

ややこしいけど、登場人物に名前がないんだものーっ


この場面。
ひとによっては笑うかもしれない。わたしは泣いたけどね。号泣したけどね。

おばあちゃんネタ & カムアウト。涙腺直撃。



上に挙げたところ以外は、わたしにはずーっと重い展開の連続でした。
読むの、とっても疲れたなあ。

それでも下巻をさがして読むつもりはあるぞ。
はたして精神がもつかな。どうかな。


『羣青』上 中村珍 作 IKKI COMIX(小学館) 2010年



タフな方は読んでみてね。


 
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