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だから、カムしたい

こんばんは、圭です。

きのうの記事では、意志の弱いわたしをぶっさらしましたー。


それでね。
あのね。
わたしね。
カムするぞー!と気合いを入れるとき、いつもああわたしってこいつに似てるんだよなあと思っていたまんがのキャラクタがいるのね。

こいつ。


須田真琴(♂)


ご存じの方もいるかな、金田一蓮十郎氏によるまんが『ニコイチ』の主人公。
地味なサラリーマン。


※以下、ニコイチのネタばれが入るうえとちゅうからカタいです。閲覧注意!











ネタばれは気にしないけれど、未読だよー
って方のため。
簡単に設定をご紹介。


須田真琴(♂)は、恋人(♀)を喪って初めて彼女が子持ちだったことを知り。
周囲の反対を押し切って、自分とは血のつながらないちっちゃな子どもを引きとり育てることに決め。
母を喪った幼な子が、母の化粧や衣服にやたらとなついているのを見て。
フルメイクの女装をし、完璧な「おかあさん」を演じるようになり。
子どもはすっかり「じぶんが小さいころ亡くなったのはおとうさん」と信じ、また真琴を実の「おかあさん」と信じ。
小学校5年生になっちゃいました。

会社では男、家庭では女の二重生活を送る真琴。

彼、ストレートです。
女性に恋します。
「おかあさん」のかっこしてるときでも、かわいい女性に目がハートマーク。


ぱっと見は女同士のデートシーンや妄想シーンが見られるまんがで、わたしけっこう好きなんですが。


いやもー、とにかく真琴!

こいつにね、わたしほんっと共感するの。

うじうじ煮えきらない感じ。
女としてのじぶんに好意を寄せてくれる女性に「実は僕は男だ」と言えなくてあたま抱える感じ。
息子として育ててきた子に「実は僕はおまえの母親じゃない、実の父親ですらない」と言えなくて悶々とする感じ。


「カムアウトはタイミングよねっ!」
と言って先延ばしにする気もち、わかるわかる(。_。)

追いつめられるまではどーうしても踏みきれない気もち、すっげーわかるわかる(。_。*)

逃げてる自分というのを認めつつ、それでも逃げつづける気もち、あーんもーすっげーよくわかるわかるうーっ\(゜ω゜)/


わたし。
友人に対するカムアウトはわりと気軽にできるのに、親に対してはこれほどまでにびびり。
あ、友人に対してもチキンだった時期はありますー。


それならカムしなきゃいい って意見もあるかな。あるだろうなあ。
でもわたしは親にカムしたいんだよなあ。


親にカムしたい理由は、過去記事内にばらばらつらつら書きなぐった気がする。
うん、気もちの整理もこめて、もう1回まとめとこう。




※ここからすごーくカタいです。長いです。




わたしが親にカムしたい理由。

① 「子のしあわせがいちばんのしあわせ」と言う親に、親の思い描く「子のしあわせ」像とはちがうものであっても、じぶんのしあわせのかたちを示しておきたいから。

② 親とそれなりに仲良くやってきた甘ちゃんのわたしとしては、身近なひとに嘘をつきつづけることも、「相手はけっきょく他人」とばかりスパッと疎遠になることもできないから。

③ そのうち確実に持ち込まれる「結婚しろ」を、撥ね返すための下地をつくりたいから。


あとは。
③とかぶるんだけれども、セクマイの感じる不便「~できない」のうち、カムアウトすれば、カムアウトがうまくいけば、「~できる」に変わり得ることがらってあると思ってるんだ。

例えば。
「こいびとが紹介できない」



親にカムアウトしたわたしがあきらさんを親のところに連れていけば、我が親が認めていないにしても、「こいびとを紹介した」ことにはなるよな、うん。
そっから先はヘテロでもいっしょかな、と。
「えーこのひととつきあってるの?」になるか「おお、いい方じゃない」になるか。


それから。
「じぶんが病院にはこばれるなど緊急事態のとき、相手に連絡がいかない」



たしかに未婚のわたしなら、まず緊急連絡先として両親に連絡がいくと思われるわけで。
でも。
その両親が、わたしにとってたいせつなひとが誰かを知り、またわたしがだれと暮らしを共にしているかを知っていれば。
きっと彼女に連絡してくれるよ!
最優先ではないかもしれないけれど、あきらさんに連絡はとどく。


そうそう、病院と言えば。
「じぶんが病気にかかったとき、病状説明をこいびとに伝えてもらえない」



という嘆きの声もどこかで読んだことがあります。

でもね。
法的にみて、病院が個人情報を開示する相手は患者本人が望む相手。
わたしの意識さえあれば、彼女に同席してもらうことは可能。

そして、じぶんの意識がない状態だったとしても。
そこにいわゆる法的な「家族」だけが集められたとしても。
親がわたしと彼女との関係を知っていれば、彼女との関係を理解していれば、「彼女もこの場に」と主張してくれるだろう。

と、期待するのよー。



なんか説明くさくなっちまったい。

ともあれ。

まあそういう理由で、どんなにびびりながらでも、親にあきらさんとのことを理解していってもらおうとわたしは動きつづけるのです。



「これはエゴではないか? カムアウトされる側の気もちは?」と自問したことだってね、あるけれどもね。

ありがたいことに、我が母はこう言いました。


母「驚愕の話だろうと、不始末の話だろうと、子についてなにも知らないよりは知っておきたい」


じゃ、遠慮なく。

カムすることで、両親(特に母)の気もちをかき乱すことは承知。
でも。


そのほうがいいって向こうが言ったもーん。


というわけで、わたしのカムアウトはつづく。


あ、『ニコイチ』をおもしろそうだと思った方は読んでみてね。



『ニコイチ』 金田一蓮十郎 作 ヤングガンガンコミックス 既刊1~8巻




この記事はレビューじゃなくてカムアウト関連。
気が向いたら押してね。


 

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