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家族のかたち

こんばんは、圭です。
本を読みましたー。

ほんとなら卒論のためにいろいろ資料を読んでなきゃいかん時期なんだけど。
やらねばならんことがあると、ついつい後回しにしたくなる性格。ははっ

読んだのはまたまた中山可穂。『サグラダ・ファミリア』です。
ガウディの建築のほうはついに「祈りの場」と認められたんですってね!


さーてさて。
まずはあらすじをざくっとご紹介。

といきたいところなんだけれども。

テーマとかあらすじを語るのに重要なファクターが明らかになるのは中盤なんですな、これがな。
だからそのへんはぼかして…と。


子どもが大大大きらいな孤高のピアニスト響子。
自分の分身のような、ほんものの恋人透子にめぐり会ったのにとてもさびしい。
彼女がこの世で一番ほしいものは「赤ちゃん」だから。
で。
妥協できずに別れて、再会して、再会したとき透子には子どもがいた。



ってとこから始まるお話。
わーお、どう考えても波瀾万丈すったもんだ。


ストーリーはその子どもを中心に、「愛は持続するか」とかなんとかそんなことばを掲げて展開するようです。

んでっ
個人的には、「あれ、これ中山可穂なんだ…」て感じでした。
もっと文章が繊細でちょっと過剰装飾ぎみで、独特の感情表現にまみれた地の文が斬りつけてくるような…あれ、そういうアピールはこの作品にはあんまりなかったとです。

中山作品にしてはさらっとふわっと上すべりして読んだかなあ。
赤/川/次/郎とまではいかなくても、せりふでぐんぐん持っていく感じ。

 
キャラクタだけは毎度おなじような雰囲気で。

ああああなんでそこでそんなことしちゃうんだよ! と言いたくなるちょっと性格破綻したビアンのお姉さんと。
爛漫とした濡れやすいお姉さんと。
とってもとっても愛にあふれる、ゲイの好青年と。
とことん悪者というか不快な存在として書かれる「嫌な親戚」という人種。

マンネリにならないからすごいよねー。

ねー。
ねー。

うん、なんかそれだけ。

あれかな、わたしには「子どもがほしい」て感覚がまっったくないからかもしれない。
理解に限界があったわ。


「ガキはきらいだ」と言いきるビアンが、おそるおそる精いっぱい「家族」をかたちづくるすがた。
そう聞いて興味のある方はお手にとられませ。



『サグラダ・ファミリア』 中山可穂 著 新潮文庫 2001年

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