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逃亡失敗

こんばんは、圭です。本を読んでいます。
いま手元にあるのは『秘密の花園』、三浦しをんの小説です。

『秘密の花園』と言ったら、まあ、まず初めに思い浮かぶのはバーネットよね。
世界名作劇場と同名の小説だなんて、しをんさん、度胸のひとだなあ。


作者は天下無敵の三浦しをん。
題名はヒミツノハナゾノ。
舞台はあたまに「聖」のつく女子校。

これってもしかして、女の子同士の恋愛ものかも…なんちて期待して読んだのは、ここだけの話。

しかし、百合作品は、往々にしてファンタジー。ときに春画。
女性同士の恋愛ものなら、もっと共感して心をつかまれるようなものが読みたい。
   
それでもですね、ファンタジーにのめりこみたくなる瞬間ってもんがございますよ。
ええ、現実から目を背けたいときって意味ですけれどもね。
そして今まさにそんなときですからね。
 
彼女に逢いたくて泣いているじぶんに飽きた。
じぶんでじぶんに愛想尽かしたの。
 
そんなときに、いくらリアルなビアンものが好きだからって、中山可穂なんて読めるわけがないのです。
非現実ファンタジーばっちこい、聖フランチェスカ高等学校ばんざい!
 
1時間半経過。読了。



すみませんでしたoyz



違ったよ、違ったよ、百合じゃなかったよ。
マリアさまに見られてはいたけどさ。
この子たちの関係って…と、うがった見方のできる部分はあったけどさ。

こ、これは百合じゃない。 

不純な動機で読んだわたしは、逆にとてもとてもとっても虚しくなりました。
「ファンタジーで現実逃避作戦」失敗。
 
わたしはどこまでも「あきら…逢いたい…」と言って泣く21歳だわ。情けなや。

 
三浦 しをん 『秘密の花園』 
マガジンハウス 2002年

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