もう光年の後療に泣くを送る

土曜日が終わろうとしています。というか記事を書いているうちに終わりました。
お盆休みのあったひとは、休暇の名残を惜しむころかしら。

わたしはお盆休みがないのだけれど
なにせ外からの電話が少ないので、今週は一年のうちで比較的静かな日々を過ごしました。

そんな静かな平日に、愛兎べえやんの一周忌。
当日は、彼の好物だったりんごを小さな祭壇に供えました。
遺影もりんごをくわえているのよ。


次男坊のむぎさんは、暑さに精力減退ぎみ。
いや、元気がないわけではないんだ、ないんだが、マウンティングが減ったのは正直ありがたい。

ああ、しかし、買ってきたばかりの百合本が、兎のするどい歯であっという間にガジガジに。
そ、そうだよね、今まで我が家になかった物体は、噛んで確かめてみないとね。
くそう、床に置いたままにしたわたしが悪い。スピンを噛みちぎられなかっただけ、良しとおもうべし。


麦わら帽子をかっ食らって満足げなむぎさん
Mugi


べえやんは、むぎさんほどがつがつしていなかったな。
食い意地もまた愛すべき個性。


こっちは人間のおやつコーヒー
Coffee


ふふふ、買っちまいました、きのう何食べた?のマグカップ。
明日のおやつには、べえやんに供えたりんごをおろしましょう。


やまいで きみを喪ってから
すぎた月日の 早1年
らいせも きっと 我々の
かぞくと なってくれますように
にばんめの息子とも 
ねがはくは 永く幸せで在れますように
むぎしっているか
れずと暮らすうさぎは りんごしか食べない


というわけでもないが、べえちゃん、りんごは、むぎさんも好きだよ。


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貪る熱帯夜

平日の昼休み。

「帰りたい」というメールを我が伴侶あきらさんに送りつけるのは、もはや日課であります。
彼女の反応は日によって様々で、慰めたり、あやしたり、とりなしたり。
よくもまあバリエーション豊かに愚痴につきあってくれるものです。

で。
今日は。



「帰ったら、なにをしようか?」



たのしい予定を立てて、午後を乗り切りなさいと、彼女の励ましが見えるようですね。天使。

ええとね。
トイレットペーパーと石鹸を買って、あと、踊る!



「わかったよ。踊ろうね」



仕事から帰って、予定どおり日用品を買い出し。
家に着けば、暑いあつい。すぽんすぽーんと脱衣です。

すると、ほら、あきらさんが、こちらを向いて大手を広げている。
ちょうど海難救助を求めるひとのように、両腕を激しく振って。

うふふ、踊ろうって言ったこと、覚えていてくれたのね。
はだかのまま、彼女の腕の振りに合わせて跳ねまわっていると。



「圭さん、服! 服、着なさい! 窓あいてるんだから!」



踊ってなかった。
往来からわたしを隠すためのディフェンスだった。


やむなく身に着けるのは、薄いタンクトップ1枚。
冬の冷えに命の危機をおぼえて引っ越してきたのだもの、新しい住処が暑いのは、これ必定かな。

30度を超えてくると、キタキタと浮かれるわたくし。
熱にも湿度にも弱いあきらさんと、小さき愛兎を憚りながら、今日も熱帯夜を貪ります。

江國香織「熱帯夜」は百合だよ、みんな読んでね。


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「家族」アレルギーはさておいて

近年、加速的に使われるようになった「LGBT」という語。
わたしは「世の中には男と女とLGBTがいる」と言わんばかりの語法に抵抗があるので、あんまり「LGBTについて書いたもの」という分類で、この本を語りたくないのだけれど…

でもね、タイトルがね、これだからね。


『LGBTと家族のコトバ』


えるじーびーてぃー。
腹をくくって、遣いましょう。

 

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セトウチ新婚旅行5 一期一会じゃない

こんばんは、圭です。

いつも読んでいるブログが、夏休みの旅行記を上げそうな気配。
ひとさまの旅行記、読むの好きなのよね。

写真をてきぱき貼って、ぱりっと1回の記事に仕立てているものも。
シリーズ記事でたっぷりと魅せてもらえるものも。

しかしじぶんで書くときは、大抵が竜頭蛇尾。
前半に熱を込めすぎ、微に入り細をうがった結果、ずるずる長期戦。
ちょっと待って、旅行はいまから何年前の話? もう細かいこと忘れてきたわー。

で。
そう言えばですけど。
ありましたわ、書きかけの旅行記。

半年前くらいに行った瀬戸内新婚旅行。書き終えてない!


はじめから読む方はこちら

セトウチ新婚旅行1

 

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ジャンキー故郷に帰る

ようやっと梅雨が明け、かとおもったら台風の週末。
台風6号の名称は「ナーリー」ですが、これは「百合」を意味するそうな。

荒れ狂う百合の到来!
「彼女」を警戒して過ごした土曜日は、しかし穏やかに日の入りを迎えました。
三重とか、静岡あたりは豪雨だったとか。だいじかね?
関東は深夜に雲が来る模様。



あ「雨が降るの待ってたのに! 涼しくなるとおもったのに!」



我が伴侶あきらさんの嘆き、天にこだます。

せめて、夕飯は涼しく済ませましょ。
わたし、すいか買ってくる。
あきらさんは、なにがいい。さっぱりしたお弁当ね、了解。

家で火をつかうのは完全に諦めて、スーパーに走ります。

が。

まあねー
みんなねー
考えるこた、いっしょよねー

からっぽの水菓子売り場に出鼻をくじかれ、ふらふらと向かった惣菜や弁当のコーナー。
残っていたのは、うなぎ、ピザ、牛ステーキ丼。
うひゃあ、がっつり系ばっかりだあ。

あ、助六寿司。
これなら「さっぱり」の範疇か。
「お弁当」というほどの食べごたえがないのは、がまんしてもらおう。
30%引きのシールがちょっと嬉しい。


いそいそと帰宅すると、家は真っ暗でした。



あ「窓もカーテンもぜんぶ開けて、風を入れてるの。外から見えないように電気は消した」



暗闇で寿司をつまむ、扇風機がふぉんふぉん鳴る。
俄然、夏らしいではないか。
夏が来るといつも「帰ってきた」て感じがする。冬生まれだけど。
贅沢を言えば、やっぱりすいかは欲しかった。

いやいや、待てまて。
あきらさんがいてくれることでじゅうぶんに贅沢。
食べもので満たされないならば、彼女を嗅いだり吸ったりすれば良いのです。
それ、すーはー



あ「ジャンキーだ… ジャンキーがいるぞ…」



夏狂いの妻中毒、盛夏が待たれます。


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地に足のついた天使

こんばんは、圭です。

木曜日のことです。
シャンプーが枯渇しました。
同時に、コンディショナーも尽きました。

水で薄めて延命させていたのだが、うーむ、さすがに限界かあ。

時刻は夜10時半。
今から買いに行くのは億劫だ、だが髪を洗わずに出勤するのはためらわれる汗っぽさ。

追い詰められる前に買い足しに行けば良いって、そんなことね、わかっていたんですけどね。
つい、ね。
まだ残ってる、まだいける、まだ薄められる…で、これよ。

うわあん、どうしよう、面倒くさいよう。


ガタガタひとりごとを言いながら、のたうちまわるわたしを見おろして、あきらさんが言いました。



「裏技、教えてあげようか」



え、え? 裏技?
風呂は諦めて、明日は仕事を休もう!っていうのは、響きはすてきだけれども、今日はだめよ。



「まず、シャンプー代わりに石鹸で洗うの。そうすると髪がキシキシになるんだけど、酢をお湯に溶かして、それでリンスすると、きれいになるよ」



ほんとうに裏技だった。
お酢くさくなったりは、しないのかな?



「高校生のころ、あたしはそうやって髪を洗ってたけど、臭わなかったでしょ」



確かに。なんと心強い実証。

で、嬉々として、やってみたのです。
洗面器いっぱいのお湯に、酢は大さじ1~2。

石鹸のアルカリでひとたびキシキシになった髪が、中和でなめらかになっていく。
熱に弱い酸は、ドライヤの風ににおいを奪われ、なるほどなあ!
理科の授業を思い出し、郷愁を伴うカタルシスで文字どおり心澡われました。

見よ、我が天使の浄化力。
 
 
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家族割引を受けるレズ

こんばんは、圭です。

我が伴侶あきらさんが、スマホを買い換えました。
通信会社も乗り換えました。

比較的安いスマホ、略して較安スマホ。
わたしと同じ会社です。

で、記事タイトルのとおり。
家族割引を受けられました。拍手!



店員「ご家族のなかに弊社の回線をおもちのお客様がいらっしゃる場合、割引が適用されます」


あ「あ、家族のなかにいます」

圭「あ、わたしです」


店員「では、2回線めということで、料金は…」



関係を訊かれるでもなく、妙な目で見られることもなく、粛々と手続きが済みました。
もちろん、会社によって対応は違うんだろうけれど、さらっとスマートで嬉しかった。

わたしが求められたのは「身分証の提示」だけ。
住所が同じだってことを確認して、それで良しとしたのかもしれないね。

「別居しつつ家族」という関係は、ふつうに存在するけれど、そういう場合の対応は、同居してしまっているわたしには何とも言えず。

ま、なんと言っても、これ、民間のサービスだからな。
もし、家族割引制の目的がシンプルに「利用者を増やすこと」なのであれば、要件はゆるいと予想。


さて、公的サービスの方は、どうなっていくかしら。
3時台に起きてしまったというあきらさんと、朝ごはんにざくざくのカレーパンを食べながら党首討論を見た日曜日。
参院選、楽しみでしようがない。
 
 
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うさぎなんか呼んでも来ない

こんばんは、圭です。

1ヶ月以上あいだが空きました。
10年書いてきたこの媒体、いよいよわたしにもブログ離れの時が。
 
というわけではなくて、
例によって例にもれず、
「ほかにハマっていることがあるとブログが更新できない」現象が起こっています。
相変わらず、某MMOゲームにどっぷりとハマっておりますよ。

気まぐれに、ネット上に漂っている「依存症度の診断」を受けてみれば。
ほほほ、りっぱなゲーム依存症である。

でも。
これは、これだけはおろそかにしておりません、愛兎のむぎさんとの時間。
我が伴侶あきらさんとの時間はどうなのかと心配していただく声があれば、申告いたしましょう、ゲームは彼女もいっしょに以下略。
ああ、沼の深いこと深いこと。

さて。

ここのところ、だいぶ暑くなってきています。
我が家の長男、やはりうさぎのべえやんを亡くしたのは昨夏のことでした。
むぎさん、我が家ではじめての夏だね。
というか、我々人間にとっても、この家で迎えるはじめての夏。引っ越したからな。
 
 
Cooldown

家具の間に積極的に挟まりに行くむぎさん。
そこが涼しいのか、きみは。


むぎさん、むぎさん、こっちへおいで。


Back

背中を向けて知らん顔するむぎさん。
うさぎなんか呼んでも来ない。


かとおもえば。


Asleep 

あきらさんの脚に寄り添い、目を開けたまま寝ぼけるむぎさん。
伸びきった肢体を見て、あきらさんが、言いました。



あ「うさぎは、犬猫に比べて、人になつかないんだってよ」


あ「だってよ、むぎさん? 誰のことだろうね?」



はい! はい!
あきらさん、わたしも、わたしもうさぎです。干支が!
あんまり人になつかない自覚があります!



あ「ねー、むぎさん」

Game

あれ、おかしいな。
いっしょにゲームをやるバディも、わたしではなくてうさぎになっている気が。

うさぎなんか。
うさぎなんか。
呼ばなくても来る。
 
 
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11年いる!

はじめての方はこちらからどうぞ →あきらとつきあうまで≪1≫

こんにちは、圭です。
ブログを書き始めてから、あきらさんとのおつきあい記念日である5月17日には、毎年更新をしていたのだけれど。
満11年を迎えた今年は、やらなかったね。

今月の上旬、あきらさんが深刻な顔をして言いました。



「17日は、ごめん、飲み会の幹事になっちゃった」



なんというしょんぼりした顔。そんな、いいのに。
お祝いごはんは翌日にしましょうよ。それで、ごちそうの記録も兼ねて、18日にブログ記事にするわ。





と言っていたものの、やあ、ゲームにハマりすぎてすっぽかしました。
カップルによっては家庭内紛争が巻き起こりかねない案件。申し訳もござりません。

しかしなあ、記念日の取り扱いもなあ。
結婚式を挙げたので、それはそれで結婚記念日ができたところ。
彼女は日付をおぼえるのが苦手だし、むやみに「記念日」でがんじからめにするつもりはないんだよなあ。


お祝いごはんは『きのう何食べた?』のクリスマス定番メニューより
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ラザニヤにツナサラダ、明太子ディップ。
ブロッコリとあさりのペペロンは、小日向さんとジルベールも集まった4人クリスマスの会で出てきたものの真似っ子です。
写ってないけど、シロさんのサラダは前に作ったときも感動したっけ。「お砂糖をきかせるのがポイント」て、ほんとポイントです。うまうま。
レタスに大根、ほうれん草、にんじん、玉ねぎ、なす、セロリ、ブロッコリ。野菜もたくさん食べられて。



あ「ヘルシー…かな…?」



いや、そこは。
栄養価が高い。と言おう。

そうだ、「記念日」という甘いことばには、カロリーオーバーの言い訳として、今後もご活躍いただこう。
そしてわたしは、あきらさんのいる栄養価の高い生活を享受しよう。 
 
11年となりにいる!
この先もいましょう。いてください。


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連休とTRP(大正浪漫プロパガンダ)

こんばんは、圭です。

いつの間にか大型連休が終わっていました。
連休中はどっぷりゲームをして、たっぷり本を読んで、行楽こそなかったけれど大充実。

ずいぶん前にツイッターで簡単な書評を見て、気になっていた本も、やっと読むことができました。
「いつか読もう」とチェックしたそのツイート、2016年のだったよ。

こちらです、須賀しのぶ『くれなゐの紐』

で、感想など。

結末は書きませんが、序盤のかなり重要なネタばれがあるので閲覧注意!

 

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«こんな夜こそさらざんまい